④「住民の無関心 × 管理会社の提案通り」=最悪のマンションが完成する

リベートとは、工事を受注した業者が、工事の紹介や受注の見返りとして、監理会社や管理会社に支払う謝礼金のことです。表向きの見積書には現れませんが、その分は工事費に上乗せされ、最終的には管理組合が負担することになります。
この問題、実は新しい話ではありません。大規模修繕工事をめぐっては、公正取引委員会が談合の疑いで施工会社など約30社を検査したことが報じられています(出典:日経クロステック、2025年4月報道)。
設計コンサルタントが工事会社の選定に関与する仕組みのあり方に、行政のメスが入り始めているのです。
そして最近の報道で目立つのが、監理会社だけでなく、管理組合にとって最も身近な存在であるはずの管理会社がリベートを受け取っているケースが多々あるという指摘です。日常の管理をすべて任せている相手だけに、これは見過ごせない変化だと私は感じています。
理事会が「管理会社さんが言うのだから間違いない」と工事を進めてしまう構図こそ、リベートの温床になりやすいのです。


