先日、イベントに参加させて頂きました。
おはようございます。
今回は以前にもお伝えさせて頂た記事の追加編です。
その内容とは『そのシミュレーションは大丈夫ですか?』という
話題でした。 繰返しになりますがもう一度お伝えさせて頂くと
皆さんが住宅を購入しよとした際に返済計画のシミュレーションを作成されると
思います。ではそのシミュレーションを誰にお願いするか?が問題です。
恐らく皆さんが住宅ローンの返済計画の作成をお願いする場合の相談先に
多いのは以下の所に相談されるのが多いのではないでしょうか?
① 金融機関
② ハウスメーカー、工務店
③ 保険代理店
しかし、上記の各所は本来の目的がありますよね。
金融機関は多くの人にお金を貸したい。
ハウスメーカー、工務店は多くの人に住宅を販売したい。
保険代理店は多くの人に保険商品を販売したい。
というような本来の目的がありますので、あってはならないですが
皆さんが住宅ローンの返済計画の作成をお願いした場合に結果として
『住宅ローンを組んでも大丈夫ですよ。』と言われる場合があるのです。
このように相談した人からこのようアドバイスされると、自分は大丈夫だと
思いますよね。でも、問題なのはその返済計画の中身です。
もし、仮に現在ご夫婦2人の毎月の食費が5万円の設定だとします。
ご夫婦2人であればであればこの金額でも大丈夫かと思います。
しかし、その後お子様が誕生した際にも拘わらず毎月の食費が5万円だと
生活は大丈夫でしょうか?ここで、食費の金額を上げると当初作成した
住宅ローンの返済計画に支障が発生し、結果として返済が遅れるように
なる可能性があります。このように返済が遅れがちになると最悪の場合には
折角購入したマイホームを手放さないといけない場合も起こりえます。
このように『結果ありきの返済計画』には十分注意して下さい。
また、併せてもう一つ注意して頂きたいのが最近すっかり定着してきた
『動画配信でのシミュレーション』です。
最近はYoutube等の動画配信でも住宅ローンのシミュレーションの
内容の配信されている方も多く見られます。
私自身も参考にさせて貰っている内容もあるのですが
一つ注意して頂きたいのが『動画配信の内容が全てではない』という事です。
というのも、動画配信は時間的な問題で様々なパターンの詳細な内容を
説明しきれていないという事です。
つまり、これらの動画配信の内容は
『例えば、・・・のようなケースの場合で考えてみましょう!』
と、あります。
もし、皆さんが検討されている条件がこの様な内容に比較的合致していれば
参考になるかと思います。しかし、皆さんの検討されている条件がこの
配信内容と異なっていれば勿論結果も異なってきます。
決して、『数字が少し違っているけど大したことではないだろう』と
安易に考えないようにして下さい。
あくまでも動画配信の内容は一つの参考例として考えるようにして下さい。
住宅ローンの返済は借入金額も高額ですし、借入期間も長期になりますので
返済計画については十分に注意して下さい。
シミュレーションを行う本来の目的は現状の条件だと将来はどうなるのか?
を可視化するための一つのツールです。
シミュレーションを作成している段階で現在検討中の返済計画が
無理な計画であるというのが判明しても大丈夫です。
なぜならまだ、住宅を購入していないのですから返済に対しても問題はないですよね。
新たに返済計画を見直せばいいのですから。
これらのように、
『住宅ローンの返済計画の相談をして住宅を購入しても大丈夫といわれたから』
『ある動画配信の内容が現在検討中の返済計画とよく似ているから大丈夫』
と思っても、必ず少し時間を空けてその内容の数字について細かく確認して
無理のない返済計画なのかどうかを必ず確認する様にして下さい。
また、作成して貰った返済計画の内容が良く分からないという事であれば
専門家に相談する事も検討してみて下さい。
とにかく、住宅ローンは高額で長期間の返済となりますので
決して無理のないようにして下さい。