華麗なるウィーンの音色3&ランチパーティ 2025/02/11
イギリスの物価ははっきりいって高い。
イギリス人の給与やらの所得がどれほどのものかは知らないが、どうしてこうも粗悪というか、大ざっぱで無愛想な商品にこんな高い値段がついているのか、不思議でたまらない。イギリスにはたいした物がないのではなく、いい品にはさらに高い値段がついている──要は全体的に値が高いというわけだ。
日本なら同じものでももっと種類が多く、値も安いが、こちらではほんとうに選ぶほどの種類がない。迷うとすれば、その高い値段を払ってまでそれを買う必要があるかどうか──だけだ。刺繍的には財布の中身よって決まるわけで、「とりたてて急を要しなければ買わない」の法則が成り立ってしまう。日本のワンコインショップのように、安いからといって余計なものまでついつい買うということがないせいか、先進国でありながらなぜか(というか結果的に)イギリス人の暮らしは貧乏くさく見えてしまう。
これもまた不思議なことに、モノに囲まれ、モノに満たされている日本人は、貧乏くさいイギリスやイギリス人の生活にあこがれをもっていたりする。
(英会話スクール&サロン THE QUEEN'S Manor 里見郁子)
http://www.thequeens.jp