華麗なるウィーンの音色3&ランチパーティ 2025/02/11
いちおう観光地というか、「めぼしい施設」のマークが地図についていたので、行ってみた。
最初は「ここ、なに?」と、あまりの何もなさにひたすら戸惑ったのだが、ショップの向こうは庭づくりの見本のような庭がどこまでも広がっていた。
誰のための庭かしら? お客はだれなのかしら? といぶかしんだが、私見では隣接するお屋敷の庭らしい。要は、ただ自宅の庭を維持しているだけでは生産性もなく、経費がかさむだけなのだから、ガーデンショップをつくり、庭の見学料もとろうという、しごく当然の考えによるものだろう。
庭自体はとくに目立つところもなく、ただ広いだけという気もするが(イギリスのガーデニングレベルから言うと中程度だろう)、日本の庭とくらべれば、やはりすごいという感想を書かなければならない。 どうもイギリスにいると庭の基準がレベルアップして、少々の広いすてきな庭でも、「ふーん、まあまあだねー」という反応になってしまう。その庭を日本でつくったら、まちがいなく周囲は「おおーっ!」と感心するだろうが。
いずれにしても3月は春のガーデニング真っ最中。あちらこちらの家で花壇の土がほじくりかえされ、肥料をたっぷりもらっている。毎夜の降露と日中の陽気で、牛フンだか鶏フンだかはすさまじい臭いとなってガーデンのみならず、町中にただよう。それでも水仙の黄色のうつくしさを見れば、それもよいかと思う。
ウォーターペリー・ガーデンセンター
日本のガーデンセンターのような演出がないせいか、
ひたすら地味で、商売根性をまったく感じられない。取り扱っている苗の種類の多さはなっとくだ。日本では手に入らない希少品種を見つけたときには思わず買ってしまいそうになった。ガーデニング大国の実力は、地味な見かけからはうかがい知れない。
(英会話スクール&サロン THE QUEEN'S Manor 里見郁子)
http://www.thequeens.jp