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西浦嘉宏プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

10坪の土地をいかに生かすか

西浦嘉宏

西浦嘉宏

テーマ:注文住宅

おはようございます。

サイエンスホーム西宮六甲店/(株)匠人の西浦です。

土地の高騰が止まりません。
いつかはじけるだろうといわれながら、全く下がる気配がありません。

兵庫県では六甲山の南側。神戸、西宮といわれるとイメージが浮かぶ地域では
下がる気配がありません。
条件の良い土地になると売り出しが出る前に決まることもあるようです。



そのくらい人気のある地域ですから、雑誌などで紹介されることの多い30坪の
土地に注文住宅となると8000万以上の費用がかかるようです。

こうなると、住宅ローンの支払いや維持費。そして毎日の生活費を考えると
かなりの負担になります。
せっかく理想の家を手に入れても、次第に生活が苦しくなるのは望むところでは
ないはずです。



そこで、ご提案として「10坪は狭くない」です。
10坪は狭小地と良く紹介されますが、上記のような地域では当たり前の広さです。
この限られたスペースのなかで何を優先順位とするのかがポイントです。

都市部で駅ちかになるとおもいますので車は不要と割り切る。
隣地も近く、1階に採光が望めないので、寝室や浴室・トイレを集中させて
2階にリビングを設ける。
廊下をなくし、リビングや洋室を通って上階に上がる。
子供が小さいうちは部屋を区切らない。

などですが、生活の仕方や家族構成によっても変わってきます。
今だけでなく10年後も考慮して間取りを検討することが大事です。

都市部に建てる際の注意点は、
まず、法規制です。
建ぺい率や容積率はご存じの方が多いと思います。
その他にも
斜線規制
防火地域、耐火地域
道路幅確保のためのセットバック
など、建築に影響を大きく与える諸条件があります。
土地を購入する前に専門家に必ず相談してください。

また、隣地が近い時の間取りで注意しないといけないのは
窓の位置です。
お隣と同じ位置に来ると窓を開けることが難しくなります。
ベランダが近い時も目隠しを設けることが必要になるかもしれません。

10坪の土地は狭いわけではなく、計上や立地により、希望の家が建てることも
可能です。

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西浦嘉宏
専門家

西浦嘉宏(建築士・建築施工管理士)

株式会社匠人

2級建築士・一級建築施工管理技士としての豊富な経験を持ち、施主の思いを最大限に汲んだ新築・リフォームプランを提案。技術力の高い職人ネットワークをいかし、高品質の工事を実現する安心安全な施工が強み。

西浦嘉宏プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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