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西浦嘉宏プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

断熱等級が高くても空調機器が必要です。

西浦嘉宏

西浦嘉宏

テーマ:新築 リフォーム

おはようございます。

サイエンスホーム西宮六甲店/(株)匠人の西浦です。

今年も暑い夏が来るようです。酷暑という言葉も飛び交っています。
梅雨に入ったかと思えば、真夏のような暑さ。
今年は覚悟がいる暑さらしいです。

住宅の断熱性の確保はすでに当たり前になってきています。
合わせて、今年のの4月から建築基準法の改正が行われ
省エネ適合も検査項目になっています。
これで、どこのハウスメーカー、工務店で建築しても
一定の断熱性能は確保されます。

しかし、すでに5・6ぐらいのレベルが求められており、7
もしくはそれ以上の断熱性を持った住宅も出ています。

断熱性が高いと何が良いのか。

断熱性が高いということは外気温の影響を受けにくく、室内の温度変化
が小さくなります。
そのため、エアコンなどの空調効果が大きく、光熱費を抑えることができます。
これはよく言われていることで、皆様、よくご存じだと思います。

それ以外のメリットとしては



室内の移動しやすくなる。
家の室温がどの部屋も一定になりますので、洗面所や廊下だけが寒いということがなくなるため
部屋から部屋の移動が楽になります。
ヒートショックの防止にもなります。


暖房機器を減らすことができる。
これは特に冬場の話にはなります。
室温が各部屋一定になりますので、追加の暖房機器が不要になります。
パネルヒーターや炬燵がいらなくなりますので、それを収納しておくスペースも
いらなくなります。
有効に間取りを検討していただけます。

大空間を実現できる。
高断熱の家の多くは外周壁で断熱を取ります。
吹抜けや大きな部屋でも室温を一定に保つことができます。

断熱性能は新築でも改修工事でも必須の項目になっています。

一方で、断熱・気密性能が高いからエアコンなどの空調機器が不要かというと
そうではありません。

あくまでも外気温に影響されにくいということなので、何もしないと室温は上がったり
下がったりします。
この夏場でも室温が上がってからエアコンをつけると高断熱の家でも効率が悪くなります。
朝の外気温が低いうちからエアコンを動かしておくと、一定の温度に到達する時間が短く
なり、日中になってもさほどエアコンが動かなくても室温を維持します。
また、6月後半から9月いっぱいの暑い時期はエアコンの電源を切らないほうが効率が良い場合もあります。


まだ、本格的な暑さが来ない今のうちに生活スタイルや家族の構成を考えながら、一番良い方法を探ってみるのも良いと思います。

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西浦嘉宏
専門家

西浦嘉宏(建築士・建築施工管理士)

株式会社匠人

2級建築士・一級建築施工管理技士としての豊富な経験を持ち、施主の思いを最大限に汲んだ新築・リフォームプランを提案。技術力の高い職人ネットワークをいかし、高品質の工事を実現する安心安全な施工が強み。

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