地盤の確認は地震に強い家の第一歩

おはようございます。

サイエンスホーム西宮六甲店/（株）匠人の西浦です。

地震に強い家を建てるために注意しないといけないことは
たくさんあります。
建物については耐震等級をはじめ、接合金物をしっかり配置する。
建物をなるべくシンプルな正方形に近づけるなど、いろいろなサイトに
記載されていますし、このブログでも何度か触れてきました。

建物本体以外に注意しないといけない点があります。
まず、地盤です。



新築を建築する際には地盤調査を行います。建てる住宅の大きさなどの
規模により、地盤に求められる強度があります。それだけの強度があるかどうか
を調べます、これを地耐力といいます。
この数値が低いと地震が起きた際に揺れが増幅し大きな力が建物に加わるため
建物の倒壊リスクが大きくなります。極端な表現ですと豆腐やプリンのような揺れる
地盤の上に家があるイメージです。
地耐力が足りないときな地盤改良や地中杭などで強度を確保します。



地盤保証や瑕疵担保保険に加入する際、これらの地盤調査・補強は必須ですので
必ず強度が確保されるようになるのですが、問題は土地の購入時には行われない
ことが多いことです。
土地購入の前に地盤調査ができるか不動産会社に掛け合ってみることをお勧めします。
もし、できないと断られたらどうするか。
周囲の環境で判断する方法もあります。
ハザードマップを調べる。
周辺のブロック塀などにひび割れがないか調べる。
河川や谷、崖が近くにある。
海や川から遠いのに地名に水に関係する漢字がついている。
などです。
地盤の強度確保は地震に強い家を建てるための第一歩です。