収納量はどのくらい
おはようございます。
サイエンスホーム西宮六甲店/(株)匠人の西浦です。
日本住宅の断熱性能基準はヨーロッパに比べて遅れているといわれています。
その一因が四季です。
ヨーロッパに比べて日本ははっきりとした四季があり、地域によって気候が大きく異なります。特に湿度が高い夏と寒冷な冬があるため、断熱性能の必要性が地域によって異なります。これに対して、ヨーロッパの多くの地域は寒冷地が多く、断熱性能が特に重視されています。
今は春と秋が極端に短く感じますので四季があると言えるか
疑問がありますが、住宅環境でいうと夏と冬の条件が大きく変わります。
夏は高温多湿、冬は低温乾燥になります。
この反する条件に対応しなくてはいけないのが日本の住宅です。
日本では夏の蒸し暑さに対応するために風通しのよさを重視して建物が計画されました。
いるため、窓などの開口部が大きく、室内を風が通るように計画されました。
建物の配置検討をする場合、夏の太陽からの光にどう対応するかは大事な項目です。
南面の窓を大きく、東西面の窓を小さくするのが基本ですが、どこでもそれでよいわけでは
ありません。
そして、今では暑さ、寒さには多くの高気密高断熱の建物はこれを機械的に対応します。
エアコンや24時間換気などで調整を行います。
これを日本古来の住宅では柱や床材が担っていました。科学製品のない時代ですから
もちろん天然の材料です。
無垢のフローリング、柱がその役割を果たしていました。
しかも、人間が快適と感じる40~60%の間で調整してくれるようです。
柱1本で1.5ℓのペットボトル1本分の調湿効果があるといわれています。
もちろん、今は平均気温が高いので、エアコン等なしでは乗り切ることは難しい
です。
しかし、室内にある木材の肌触りのよさや窓から見える植栽に癒されるのは、人間が快適と感じるからかもしれません。




