大きな屋根のK様邸
おはようございます。
サイエンスホーム西宮六甲店/(株)匠人の西浦です。
4月に建築基準法の改正が実施されます。
今回の改正は大きな改正です。
リノベーションに対しても大きな影響が出ます。
木造の大規模改修に対して緩和がなくなります。
間仕切壁を取ってLDkを広げる。
階段の位置を変える。
屋根の葺き替え。
壁の張替え。
などが対象になります。
建築基準法では構造上主要な部分を改築する際は確認申請が必要と
記載されています。主要な部分というのは柱・梁・屋根・基礎・壁など
が含まれます。
今までは緩和されており、申請が不要でした。
4月以降は申請が必要になります。柱を動かすや壁をなくす際に構造計算を行い
建物の強度が確保できているかを確認することになります。
これにより、建物の強度を確保できますので良いことだと思います。
しかし、確認申請は申請から受理まで一か月ほど時間がかかりますので
工期は長くなります。
そのため、「3月までに着工しないと、費用があがりますよ」といわれたり
「3月までに着工するには、早めに契約しないとまにあわないですよ」とせかされる
事が出てきそうです。
しかし、水廻りや一部工事を除きバリアフリーの工事は含まれませんし、屋根や壁の工事も
カバー工法など緩和もされています。当然、屋根壁塗装工事は含まれません。
大規模改修をするのに、今から打ち合わせをして3月に着工は無理があります。
4月以降、費用は上がりますが職人の経験に基づく施工に法的公的な構造上の強度確認が
加わるのですから、資産として評価が上がるとも言えます。
急かされても納得いくまで打ち合わせをして進めることでより良い生活が送れるはずです。