Mybestpro Members

西浦嘉宏プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

畳スペースは小上がりでなくていいんです。

西浦嘉宏

西浦嘉宏

テーマ:新築 リフォーム

おはようございます。

サイエンスホーム西宮六甲店/(株)匠人の西浦です。

私が建築業界に入ったのは25年前。その頃は畳をなくしてフローリングにしたいという
工事ばかりでした。今後、畳はどんどんなくなっていくのだなと感じていましたし、
実際、そのような流れになっていました。
ところが、5年位前から畳を希望される方が増えてきました。特に若い方に多いように
感じています。
30歳前後より若い方には畳は珍しく、新しいものなのかもしれません。
また、最近では色が変化しにくい畳表や、厚みを自由に変更することのできる畳も
出てきています。

用途としても畳スペースは布団を置けば寝室にできますし、机を置けばダイニングとして使うこともできます。また、フローリングと違い、そのままで ごろごろできるのが特徴です。
程よい日当たりの中でお昼寝するのは最高です。
畳は柔らかいので小さいお子様の遊び場所としても最適です。



いま、良く希望される間取りは畳スペースです、LDKに隣接させて配置します。
和の雰囲気を加えることで落ち着いた空間を演出することができます。
お客様の来客時などに活用することもできます。

加えて小上がりと言って一段床を高く配置するようになりました。畳スペースといえば
小上がりにするのが当たり前というくらいになっています。畳スペースなどと検索すると
画像のほとんどが小上がりです。


小上がりの良いところは、上がった部分を収納にすることができる。掘りごたつを配置する
事ができる。腰掛やソファーの代わりに使うことができるなどです。

デメリットは天井高さが低くなるという点です。
今の住宅は天井高さが2m50㎝から60㎝が多いと思います。小上がりを30㎝あげると2m20㎝から2m30㎝まで天井が下がってきます。
2m20㎝高さの天井に照明器具などをつけますので、身長の高い方には気になるのではないでしょうか。
他に収納スペースが確保されている場合やソファーの代用にされない場合などは小上がりにする必要がありません。床とフラットにしておいたほうが多目的に活用でき、掃除も楽です。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

西浦嘉宏
専門家

西浦嘉宏(建築士・建築施工管理士)

株式会社匠人

2級建築士・一級建築施工管理技士としての豊富な経験を持ち、施主の思いを最大限に汲んだ新築・リフォームプランを提案。技術力の高い職人ネットワークをいかし、高品質の工事を実現する安心安全な施工が強み。

西浦嘉宏プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

確かな技術と経験で施主の夢を実現する住空間のプロ

西浦嘉宏プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼