リビングに接続した小上がりは使い勝手が便利です。
おはようございます。
サイエンスホーム西宮六甲店/(株)匠人の西浦です。
日向沖で大きな地震が発生しました。
その後、「南海トラフ巨大地震注意」という聞きなれない注意報が
継続して発令されています。
南海トラフというのは駿河湾から日向灘沖までのフィリピン海プレート及びユーラシアプレートが接する海底の溝状の地形を形成する区域をさします。
この南海トラフ沿いのプレート境界では、大陸のプレートが沈み込んでいます。それによって、ひずみが蓄積されます。
それが限界に達して跳ね上がることで発生する地震が「南海トラフ地震」です。
周期説に立つと100年周期で発生しています。
前回が1944年の昭和東南海地震ですので、いつ起きてもおかしくない状況にあります。
現在、住宅の耐震性としては等級1~3の3段階あります。
私共では新築の場合は等級3。リフォームも大規模改修の場合は3相当を想定して補強工事を
計画します。
間取りや立地により等級3が取れない場合もありますが、できるだけ耐震性を持たせることを
意識してご提案をしています。
耐震等級3は消防署や警察署のような重要な防災関連施設と同レベルの強度になります。 震度6強から7の強い地震でも比較的軽微な補修で済む強度を確保しています。
熊本の地震では等級3の強度が実証されました。震度7の地震が連続して2回発生しましたが
等級3の建物は倒壊しませんでした。
しかしながら、避難は必要です。
南海トラフ地震が最悪の形で発生すると想像をはるかに超えることがおきます。津波や河川の氾濫、土砂崩れなど普段は警戒していない地域でも起きる可能性があります。
東日本大震災ののち、東北に行きました。こんなところまで津波が来ているのかと愕然としました。ここまで津波が来るなど想像もつかなかったと思います。
南海トラフだけに限らず、日本では地震は日常と考えていただいて、避難経路や避難場所など
普段から準備しておくことが大事ではないでしょうか。