意外な人気商品
おはようございます。
サイエンスホーム西宮六甲店/(株)匠人の西浦です。
大小にかかわらず地震が頻発しています。
500年に一度と想定されていたような大きさの地震も頻発しています。
今の耐震強度の原則は大地震がきても倒壊しないことを目的に設計されています。
耐震等級1を最低限度として2,3と設定があり、新築では3が標準仕様になりつつあります。
しかし、耐震等級3を取り入れているので安心というわけではありません。
経年劣化を考慮にいれないといけないからです。
新築当初の強度は残念ながら落ちていきます。震度3程度の地震を何度も経験したり、大きな台風などで強い力を受けた場合、家はゆがんでいきます。5ミリもゆがまないと思います。しかし、動いていきます。これを10年・20年と繰り返していくうちに変形やゆがみが出てくることが
あります。
年初の北陸地震でも昨年から頻発していた地震によって建物の強度が落ちていたのではと言われています。
その時の復元性を確保するために制震ダンパーは有効になります。
揺れを吸収することで復元性を確保したりずれを抑制することができます。
どのくらい有効なのかは建物の大きさ・立地・階数で変わりますが平屋の建物以外は有効なようです。
しかしどこにつけても良いというものでありません。
新築の場合は構造計算や確認申請で位置を表記しないといけませんが、リフォームやリノベーションの場合は注意が必要です。
しっかり計算の上で位置を指定することともに基礎や柱・梁などの構造がしっかりしていないと
意味がありません。
現状の診断が何より大事になります。