平屋住宅の気になる10のこと。その5
おはようございます。
サイエンスホーム西宮六甲店/(株)匠人の西浦です。
建築の見積書には最後に諸経費の項目が出てきます。
建築・建設工事見積書独特のものです。他業種の見積書ではあまり見かけるものではありません。
では、諸経費とは何かというと「本体工事にかかわる費用以外の費用」をさします。
新築でもリノベーションでもシステムキッチンやシステムバスや木材など多くの資材を手配し、多くの職人さんが出入りし作業をします。
その資材や人件費が大まかにいうと本体工事費になります。
しかし、建設・建築工事には見えない部分で費用が掛かっています。
これは一般管理費と現場管理費に分かれます。
現場管理費というのは現地にいる監理者の人件費・通信費・交通費や保険・福利厚生費をさします。新築現場や大規模なリノベーション工事ですと工事期間中の電気・水道代なども含まれます。
一般管理費というのは工事以外に必要になる費用です。工事期間中に必要な工事保険・火災保険・労災の費用や事務所のインフラ費用などを含みます。
費用としては見積もりの7~10%が多いようです。
諸経費は利益のように言われることがありますが、決して利益を上乗せしているのではありません。直接請求の来る項目ではありませんが、必要な経費として保険代、税金、光熱費として支払いが行われるものです。