庇を深くすると家の雰囲気は変わります。
おはようございます。
サイエンスホーム西宮六甲店/(株)匠人の西浦です。
鬼門とは風水や易学や家相に出てくる不吉な方角のことで北東方向を指します。
この位置に水廻りや窓などの開口部を設けると家に不吉なことが起こるといわれています。
ちなみに北東は丑寅の方向になります。鬼が牛の角をつけ、トラのパンツをはいているのは
そのためです。丑寅の反対が申酉戌(さるとりいぬ)で桃太郎と一緒に鬼退治をします。
これ、気になり始めるとどうにもなりませんし、何かあると「鬼門のせいかも」と感じてしまいます。
どうしても気になる場合は、おはらいをするなどいろいろ方法があるようです。
しかし、鬼門の位置をだすのはほんとうはすごく難しいことなのです。
まず、家の中心から見て北東になりますので、家の中心を正確に出す必要があります。正方形の家以外は案外中心を出すのは難しいです。また、風水や家相が生まれたのは今から2000年近く前の中国です。キングダムとか三国志の時代です。その当時の北は今の北東くらいの位置にずれていたといわれています。
もともとは北東に水廻りや開口部を設けると日陰になりやすく、寒いので健康に良くないという観点から生まれたともいわれています。
いまは南面にLDKを配置するプランが基本になります。パッシブを利用した省エネ住宅計画の基本です。
そのため、水廻りがどうしても北面に集中します。
「なんか避けたい」「きになる」というのもわかりますが、快適な生活をするために最適なものは何かを考えてプランを進めていただきたいと思います。