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コラム
気密性と風通し
2024年1月28日 公開 / 2024年1月29日更新
おはようございます。
サイエンスホーム西宮六甲店/(株)匠人の西浦です。
気密性・断熱性は居住性に大きく影響を与えるものです。
熱効率を考えると窓から内外に移動する熱は建物の断熱性・気密性に大きく影響します。
そのため、気密性・断熱性の高い家は窓が小さくなるのではないか。風通しが悪くなるのではないか。との質問を頂くことがあります。
確かに建物の設計を行う際に、南面の窓を大きくし東西の窓を小さくすることで西日を避けたり、冬でも太陽の光・熱を取り込めるようにしたり、庇を出して夏の暑い日差しを軽減するなどを検討します。
しかし、風通しについては窓を閉めた状態で気密性・断熱性を確保しますので、窓を開けて風を通すように設計することは制約になりません。
一般的には窓の位置を対面で設置すると風が通りやすくなります。
吹抜け上部など、高い位置に窓を設けると熱い空気が逃げやすくなります。
気密性・断熱性を確保している住宅は一定の温度に達するとそれを維持しますので窓を開けると効率が下がります。省エネではありませんのでお勧めはしません。
しかし、秋や春など気候の良い季節は窓を開けて風を感じるのは気持ちが良いですね。
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