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コラム

違反建築物と既存不適格住宅の違い

2023年11月13日

テーマ:注文住宅

コラムカテゴリ:住宅・建物

おはようございます。
サイエンスホーム西宮六甲店/(株)匠人の西浦です。

土地や資材も高騰しています。まだまだ上がってきそうです。
これに伴い、中古物件を購入して全面的にリノベーションしようという方も増えてきています。また、最近は依然の内容や間取りの変更が中心になる改装と違い、断熱性や耐震性を現代の基準に合わせる構造改修を合わせて行うことが増えています。

これは、住宅の省エネや耐震性能が広く、認知されてきたことと補助金が出ることが影響していると思います。



中古物件を購入する前にしっかり見えない部分も調査確認することが大事です。
床下・天井裏など見えない部分ほど、のちのち改修する際、大きな費用を必要とします。
できれば、資格を持っている方にインスペクションなどの制度を活用したほうが良いと
思います。



また、違反建築物を購入すると補助金などを活用することができません。
築年数が古くなるほど、現在の強度などの基準には到達していません。当時の建築基準法に適合し検査証などがあれば現在の基準に達していなくても既存不適格住宅として改修の際、補助金の対象となります。しかし、増築をしたり間仕切りを変更するなどしていると違反建築物として補助金などの対象にならない場合があります。

住宅を購入し改装予定の場合は改装する前に改装できるかどうかの確認と大まかな費用をつかんでおくことをお勧めします。

この記事を書いたプロ

西浦嘉宏

確かな技術と経験で施主の夢を実現する住空間のプロ

西浦嘉宏(株式会社匠人)

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