全国一斉見学会最終日です。
おはようございます。
サイエンスホーム西宮六甲店/(株)匠人の西浦です。
奈良時代に編纂された『日本書紀』の中にひのきが出てきます。
ヤマタノオロチを退治したことでご存じの方もおられるかもしれませんが、スサノオノミコトの胸毛をぬくとひのきになったという記述があります。
そしてスサノオノミコトはひのきは宮殿につかいなさいと言ったと書かれています。
これにより奈良時代からひのきは宮殿などの居住用建築物に使われていたことが分かります。法隆寺や伊勢神宮にはヒノキの柱が使われています。
コンクリートやレンガなど木材以外の材料が建築に使われ始めたのは明治以降。
杉や栂などが使われたのも多くが戦後以降です。
また、ヒノキは日本固有種。雨水や湿気に強く耐久性が強いことから1500年にわたって日本人に使われてきました。
日本人の生活に密着し、なじみ深い、相性の良い木といえるかもしれません。