マンション定期改修(3)
マンションの定期改修工事を施工しています。
おおよそ10~15年ごとに改修工事を実施しています。
工事の概略は屋上・階段・ベランダの防水工事
鉄部その他の塗装工事です。
屋上防水も劣化が進んでいます。ところどころ塗膜がはがれて
来ています。
屋上手すりも根元のさびが進行しているためコーキング等で
補修していきます。このようなところから雨水が建物本体に
浸透していきます。
築40年以上のマンションで震災も経験しているため
損傷が進んでいますが、大きな改修や致命的な欠陥が出ないように
改修をしていきます。
建物本体でまず必要なことは改修個所の特定です。
目で見える部分のほかに塗装の中に隠れている損傷を見つけていきます。
コンクリートの建物は見た目が大丈夫そうに見えても実は劣化が進んでいる
個所があります。金槌などでたたきながら特定及び撤去していきます。
震災直後の改修工事(当社施工ではありません。)で美観を重視したため
外壁塗装を厚塗りしています。見た目はきれいになりますが、建物本体のひび割れや
破損などを早期発見することが困難になります。
気づいたときには大きな改修が必要という場合がありますので、外壁塗装時の
塗料選択や施工方法は劣化状況が進んでいる建物になるほど注意が必要です。
これは、屋上から雨水が浸透し鉄筋がさびている状態です。
改修個所が特定できましたので、改修工事に進みます。