土地を先に決めてはいけません。
最近、平屋が大変人気で問い合わせも増えています。
「2階建ての半分くらいの費用で建ちますか?」という質問
が増えています。
実際はどうなのか?
半分にはなりません。坪単価で計算すると高くなる場合が
あります。
その理由は大きく言うと、下記の2点になります。
①屋根・基礎や水廻り設備工事費は2階建てとほぼ変わりません。
②部屋数の確保のため、2階建てより大きな敷地が必要になる。
屋根や基礎は階数にかかわらず、必ず必要です。
強度についても、平屋の方が簡易でよいといういうわけではなく
2階建てと同等の強度を求められます。
また、キッチンやトイレなど必ず必要なものは共通しています。
敷地についても、2階分の部屋数を確保しようとするとより大きな
敷地が必要になります。
家が大きくなると、それに伴い基礎、外壁、屋根も大きくなります。
ここまで、見るとよい点がないように見えますが、
生活導線が確保しやすい。
コミュニケーションが取りやすい
メンテナンスが容易
など、平屋にしかできないメリットもあります。
平屋か2階建てか、悩ましい問題ではあります。現状に加えて
5年後・10年後の家族構成、ライフスタイルを想像し、より安全で快適に
生活できるのはどちらかを検討しましょう。