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米田慶隆プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

60代、70代の皆さんへ

米田慶隆

米田慶隆

こんにちは。

こちらのコラムにも書かせていただいた事があるのですが、
私は最近「終活カウンセラー」という資格を取得しました。
実は初めて聞いた時は「なんじゃそりゃ!?」と懐疑的でした。
だからいっそ中に飛び込んで、中から「終活」なるものを眺めてみようと思ったのがキッカケです。
当初、「終活」=「死ぬ準備」と考えていました。
死んでからの事は、葬儀もお墓も残された者の仕事にするべきだとも考えていました。
もちろん面倒な事もあるけども、喪主をやって、色々な事を片付けて、後の形を整えて、
そうやっているうちにしっかりしてくる、と思うからです。
基本的にはその考えは大きく変わってはいないのですが、

(社)終活カウンセラー協会のいう「終活」の定義は、
「人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ今をよりよく自分らしく生きる活動のことを終活という」
というものでした。驚きでした。
つまり「死ぬ準備」というか「自分の後処理」のようなことをコテコテする事ではないのです。
どちらかといえば「もう一花、咲かせよう」という感じの方が近いでしょうか。
いいと思いますよ。「もう一花」。
60代、70代の皆さん、どうぞ後悔のない、終活をしてください。
ご自分の生きて来た証しをある程度、形に残す事は決して悪い事ではないと思います。
あとがどなたもおられない御方はご自分の信仰されるお寺などにあとを託すのは良いでしょう。
ただ最近の風潮として、例え娘さんにしても、あとの御方がおられるのに。
お墓を残してあげないと今、目の前に居られる30代から40代の次世代が欲しいと思った時、
一からお墓を用意しなきゃならなくなるのです。
受け継がれるのは遺伝子だけではありません。
敬う心の継承です。
当浄苑も無縁墓が出来ないよう、努力と工夫をしてまいります。

多少、誤解を恐れず書いています。
最近、よく聞く「あとの者に迷惑を掛けたくない。」というセリフ。
私はこのセリフを聞くと悲しくなるのです。
昭和から平成にかけ長引く不況時期も含む激動の時代を生きてきて、
子供を大きくしてきた、そして今、ある程度、年齢がいってきて・・。
「迷惑かけちゃ悪いから」と何か小さく逝こうとしている・・そんな感じがして。
出来る事を出来るだけ、と思いますね。

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米田慶隆
専門家

米田慶隆(墓石職人)

山陽石材株式会社

僧侶とお墓ディレクターの立場からお墓、仏事についてアドバイス。墓石・区画選び、彫刻、設計、見積もり、施工、開眼法要までワンストップで対応。高品質な石としっかりとした施工で10年先まで美しいお墓を提供

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