第12回 お墓参り写真展
昨日、たまたま通りかかった際、「?」と思ったので立ち寄ってみました。
たつの市御津町にある「揖保石見神社」。
茅の輪くぐり(ちのわくぐり)が設置してありました。
私はこれは6月の神事だと思っていましたが、調べてみると、
6月の大祓は夏越の祓(なごしのはらえ)、12月の大祓は年越の祓(としこしのはらえ)、
と呼ばれ各地にあるようでした。
いずれもルールに則り、この輪をくぐる事で邪気を祓うという神事です。
我々はこういう目に見えないものを古くからとても大切にしてきました。
それは神様であったり、仏様であったり、ご先祖様であったり。
陰からそっと見守ってくれるような「お陰様」です。
「他力本願」
これほど誤解されて世に伝わっている言葉はないと思います。
「他人任せ」「棚からぼた餅」というニュアンスをお持ちだと思います。
そうではなく「他の力」です。
我々が及ばない、どうすることも出来ない大きな大きな他の力を言うのです。
浄土真宗の開祖 親鸞聖人はそれは阿弥陀様のお力だと仰いました。
柔軟な我々日本人は八百万の神という考え方から色々な神仏に手を合わせます。
それでいいと思います。
とにかく時々、目には見えないお陰様たちに想いを寄せ、静かに手を合わせてみましょう。
きっといいことがありますよ。