戸建て住宅耐震リフォーム その9
今日は南港のインテックス大阪で開催中の「バリアフリー2012」に行ってきました。
昨年に続いて2度目ですが、何度行っても南港の道は良く分かりません…
午前11時にはすでに駐車場は満車で、少し離れた広大な臨時駐車場へと回されてしまいました。
(でもインテックスに停めるよりも200円安かったので良しとしました)
西日本最大級の総合福祉展ということで、遠方や海外からもたくさんの人が来ていました。
昨年ほどの目新しさはありませんでしたが、福祉や介護に関わる人たちの熱意が伝わってきて、とても良い刺激になりました。
それにしてもあいかわらずダダッ広い開場です。(東京ビッグサイトほどではありませんが…)
いす式階段昇降機です。
リフォームでエレベーターを増設するケースは非常にまれですので、2階への昇降が必要な場合は、コスト的にもこの「階段リフト」を選択することが多くなると思います。
階段を昇降できる車いすも実演していましたが、やはり介助する人の負担が大きいのでは…?と感じました。
興味を引いたのがコレ。
段差解消機の一種ですが、単にリフトが上下するのではなく、健常者が使用するときは階段へと「変身っ」する可変式の昇降機です。(昨年もらったカタログにも載っていたようですが…)
戸建て住宅のエントランス階段で、道路までの距離が短くてスロープが作れないケースに使えそうです。
ナント手すりまでもが「可変式」なのです…
他にもヒノキの浴槽に入浴用のリフトが付いた製品など、いろんなモノが展示されていました。
なかには中国語で商談されているお客さんもおり、日本の「モノづくり」の技術が福祉の分野でも海外進出を果たしている現実を目の当たりにすることができました。
世界に例を見ない速度で進んでいると言われる日本の高齢化。
その数少ない恩恵がこういった分野での先行技術による「シェアの確保」なのでしょうか…?
あまり建築には関係ありませんが、各ディーラーによる「車いす仕様車」ブースも盛況を呈していました。
そういえば最近地元の須磨でも、要介護者など高齢者の「付き添い介護付き旅行」を専門に扱っているところがあると知りました。
”超”高齢化社会の到来に向けて、「バリアフリー住宅」への取り組みを今後さらに進めていかなければ、と強く思った一日でした。