Mybestpro Members

森本薫樹プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

コンクリート打ち放し塀のリニューアル

森本薫樹

森本薫樹


今週は東灘区でコンクリート打ち放し塀のリニューアル工事です。

築20年以上の戸建て住宅ですが、経年劣化によってコンクリートの表面が傷んできました。
劣化した塀に手を加えて新築時の質感に近付け、さらにその状態を維持できるよう保護を行います。


まずはじめに水による高圧洗浄を行います。

TVショッピングのCMでもおなじみの光景ですが、みるみる汚れが落ちていきます。
またコンクリート表面の以前の補修跡も同時に剥がれていきます。


水洗いが終わって丸1日乾燥させた後、劣化した表面の補修を行います。
高圧洗浄によって剥離した以前の補修跡などを、補修材で平滑に埋めていきます。


次の日はいよいよファンデーションを塗って化粧仕上げを行います。
まずベースの下地色を全体に塗り、その後コンクリートの風合いに近付けるための模様を描いていきます。

このあたりは感覚的な作業になりますので、仕上がりも職人さんの腕(センス?)によって変わります。


お化粧が終わりました。
新築と見間違うほどの仕上がりです。

型枠(かたわく…コンクリートを流し込む箱)のラインも目立たぬよう、忠実に再現しています。


最後にお化粧を末長く保護するために、撥水(はっすい)剤を塗っていきます。

今回はランデックスコートという材料で、表面に薄く膜を張ってコンクリートの劣化(中性化)を防ぎます。
塗ったばかりのときは薄い乳白色ですが、乾燥するとツヤのない無色透明になります。


仕上がりです。

1週間がかりの地味な作業でしたが、好天に恵まれたおかげで予定より一日早く完成しました。
とはいえこれからの季節、熱中症には要注意です。

工事が進みすぎて過労でダウン!ということにならないよう、マイペースで頑張ります…

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

森本薫樹
専門家

森本薫樹(一級建築士)

株式会社リフォーム計画室

間取りや内装リフォームの他、住まいの耐震性や耐久性、断熱性など建物の基本的な性能を高めることで耐久年数を上げたり資産価値向上にも尽力。既存住宅の活用していくために依頼主の声から問題の解決を目指します。

森本薫樹プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

問題解決型リフォームのプロ

森本薫樹プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼