マンションに無垢フローリングを貼る! その3
須磨のマンション無垢フローリングリフォームです。
今日はマンションによくある北側のお部屋の結露対策です。
冷たい外気との温度差で室内の壁が結露し、表面のビニールクロスにカビが発生しています。
そこでいつものコレ!
断熱材と石こうボードが一体となった乾式工法の防露パネル『NDボード』
費用をなるべく抑えたい部分的な断熱工事などで効果を発揮します。
カビの発生したビニールクロスをすべて剥離したうえで断熱パネルを貼っていきます。
窓枠はパネルの厚み分の打ち足しを行っています。(壁より窓枠が1㎝ほど出るのが一般的な納まりです)
続いては設備機器のリニューアルです。
キッチンは現在のものを継続してご使用されますが、コンロまわりのリニューアルを行うことになりました。
コンロまわりはキッチンでいちばん汚れやすいうえに、日常的にお手入れするのはかなり大変です。
新しいレンジフードに取り替えました。
マンションは梁や設備配管などが干渉することがあり、その場合は設置できる機種が限定されます。
(注:最近主流のフラット型のレンジフードはファンが上部にあるため、設置できない場合があります)
新築当初のガスコンロも新しいものと取り替えることになりました。
古いガスコンロを取り外し、お手入れできなかった周囲の油汚れなどを取り除きます。
お手入れしやすいガラストップコンロが設置されました。
キッチンのリフォームはまるごと取り替えるだけでなく、部分的にリニューアルすることも一つの方法です。
傷みやすい部分を早めに交換することで、愛着を持ってキレイに使い続けることができるようになります。
普段目にすることのない浴室換気扇のリニューアルも行います。
こちらも普段のお手入れが困難なうえ、年数が経過すると十分な性能を発揮できなくなることがあります。
古い換気扇を取り外して新しい換気扇と並べてみました。
最新の塩ビ樹脂製換気扇と、一目で旧型と分かってしまうスチール製の換気扇です…
新しい換気扇(二室用)に取り替えできました。
換気能力が向上するだけでなく、静寂性も増すことでさらに快適に入浴していただくことができます。
今回は少し地味なリフォームでしたが、『問題の早期発見・早期対策』の重要性が分かる例になりました。
問題を放置するとジワジワと劣化が進行し、部分的な対策では手に負えなくなるケースがあります。
早めに手を打つことで費用を最小限に抑えることができ、また一度に多額の費用負担を強いられることもなくなって、気軽にリフォームを楽しめるようなゆとりも生まれます。