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森本薫樹

問題解決型リフォームのプロ

森本薫樹(もりもとしげき) / 一級建築士

株式会社リフォーム計画室

コラム

戸建てのリフォーム~玄関先~

2014年1月16日 公開 / 2020年5月20日更新

テーマ:戸建て住宅の断熱リフォーム

コラムカテゴリ:住宅・建物


新年明けましておめでとうございます。m(__)m

昨年から持ち越したたくさんのリフォームを新年早々UPしていきます。
ということで、昨年から引き続き北区の戸建て断熱リフォームです。

今回は玄関まわりのリフォームに着手します。
まずはポストと一体になったインターホンをカメラ付きのものに取り替えます。


もともと小さめのポストでしたので、今回はA4サイズの書類が縦に納まる大容量のポストをご提案しました。
開口部分を内側から新しいポストのサイズに広げていきます。


不具合のあった照明やインターホンの配線をやり直し、ポストをセットして周囲をモルタルで固めます。
最後に広げた開口まわりの塗装を仕上げて完成です。


わずか1日で大容量ポスト一体型・カメラ付きインターホンへと生まれ変わりました。
投入口の規格寸法が同じ機種を選定し、塀のタイルに影響しない最低限のリニューアルにとどめました。


続いては今回のリフォームで最後の工事、玄関扉の取り替えです。
もともと木製の立派な扉でしたが、冬場の寒さと夏場の湿気を解決すべく今回のリフォームとなりました。
また扉の高さが180㎝しかないために、背の高いご主人様は若干きゅうくつな思いをされていました。


まずはもとの玄関扉の解体です。
ランマ部分や袖のはめ殺し部分は外枠と一体になっていますので、ノコギリで切断しながら解体します。


外枠だけ残してキレイになくなりました。
外枠はそのまま残し、上から新しいアルミ製の枠をかぶせます。(カバー工法)


袖のはめ殺し部分を撤去すると、足元のタイルに穴があいてしまいます。
これは工事の順番として、先に玄関扉を取り付けてから床のタイルを仕上げるために起こる現象です。


新しい玄関扉の外枠をかぶせていきます。
今回はランマなしの親子扉を選定しましたので、全開時には目一杯の開口スペースが確保できます。


最後に足元のタイルにあいていた穴を補修します。(ここだけはタイル屋さんの工事になります)


段差もなくキレイに納まりました。
こちらも床のタイルや壁の仕上げに影響することなく、必要最小限のリニューアルにとどめています。


わずか1日で新しい玄関扉に生まれ変わりました。
(床のタイル補修のみ翌日以降になりましたが…)

今回はリクシル製のリフォーム用玄関扉「リシェント採風ドア・K4断熱仕様」を採用しました。
素材はアルミ製ですが、元の玄関扉と同じ木目の色調を選定したことで違和感なく納まっています。


内側には上下スライド式の窓(防犯ガラス)があり、夏場は玄関を開けることなく風通しができます。
扉の内部には断熱材が入っていますので、冬は新しい枠の気密性と相まって断熱性も向上しました。
また扉も220㎝のハイドアですので、以前のように少しかがんで出入りする必要もなくなりました。


今回の戸建て断熱リフォームはこれで完成です。
他にも床のフローリングや二重サッシの新設などブログではご紹介できなかった工事もありましたが、住まいとしての性能や使い勝手、なかでも快適性は格段に向上させることができました。

手を入れる必要のある部分に集中的に投資し、それ以外の部分はなるべく最低限の補修にとどめる。
今回は特にそういったメリハリの効いた効率的なリフォームが出来たように思います。

今年も提案力・技術力に更なる磨きをかけて頑張っていきます

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