マンションリフォーム その3
マンションリフォーム最終回です。
まずはリビングの入口扉の取っ手の交換です。
この形状は昔の建具によく見られますが、健常者は問題なく開け閉めできるのですが、握力の低下したご高齢者や小さなお子さんにとっては、日常の使用に困難を伴います。
そのため、現在ほとんどの開き扉に採用されているレバーハンドルに取り替えることにしました。
これでわずかな力での扉の開け閉めが可能になり、快適に生活していただけるようになりました。
いよいよ仕上げの最終段階です。
リビング入口の扉や枠をすべてホワイトに塗り直し、壁紙を貼り替えて完了です。
玄関の床は古いシートを撤去し、アイボリー系で石目調のPタイルを新たに施工しました。
これで上品で明るい印象の玄関に生まれ変わります。
ということでリフォーム完了です。
全体に白と明るい木目で統一し、飽きのこないシンプルな空間づくりを目指しました。
玄関には洗面室まで続く床材と同系色の木製手すりを設け、靴の脱ぎ履きから移動までサポートします。
洗面室からトイレに至るまで、生活動線上の敷居はすべて排除し、完全なバリアフリー化を実現しました。
洗面化粧台はYAMAHAの『エポック』です。
シンプルなデザインで使い勝手が良く、コストパフォーマンスも高い一番のお気に入りです。
キッチンはカウンターを含めてすべて白で統一し、部屋の内装の一部として溶け込むような仕上がりです。
話は変わりますが、今回のお客さまが京都・醍醐寺のしだれ桜がお好きということをお聞きし、偶然にも以前親交のあった絵の先生にお会いする機会に恵まれましたので、急遽絵をリクエストさせていただきました。
葉書サイズの小さな絵ではありますが、その見事な出来栄えに感動しました。
後日、お客さまへお贈りすると大変喜んでいただき、早速玄関に飾っていただきました。
シンプルな木のフレームも周囲と調和し、こちらも大満足のリフォームとなりました。