クリニックのリニューアルその2
芦屋でのクリニック改修工事の第三部です。
今回はお隣りとのコンクリートブロック壁を壊して部屋をつなげます。
商業施設内ですので、近隣店舗やお客さまの迷惑にならないよう休館日に合わせて工事を行います。
まずは開口の位置に沿って、コンクリートブロックのカッター切りを行います。
この時かなりの粉じんが発生しますので、横から集じん機で吸い込んでいます。
カッター切りが終わると、いよいよチッパー(コンクリートなどを削る工具)で壁を貫通していきます。
ブロック1枚分の穴が開き、向こうが見えています。
ブロックが半分ほど取れると、中の鉄筋が見えてきました。
コンクリートブロックの壁や塀の内部にはこのような補強鉄筋が入っています。
写真にも粉じんが大量に写り込んでいます…
作業員の方は防じんマスクと保護メガネをキッチリ着用しています。
ようやく貫通してきました。
上のブロックは両側にモルタルが充填されていますので落ちてくることはありませんが、補強が必要です。
開口上部の両側のブロックにカッターで切れ目を入れ、補強用のアングルをセットします。
さらにブロックとのすき間にもモルタルを充填し、一体となるようにします。
お隣りとつながりました。
今回は終わってみると簡単にも思える地味な作業でしたが、一番神経を使う難工事でした。
近隣のクリニックや店舗との調整に始まり、電気配線や設備配管・水道メーターの移設、お隣りのクリニックの保護など、一つの失敗も許されませんでした。
これで後は仕上げ工事を残すのみです。
次回、いきなり完成お披露目となります…