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森本薫樹

問題解決型リフォームのプロ

森本薫樹(もりもとしげき) / 一級建築士

株式会社リフォーム計画室

コラム

外壁の雨垂れを何とかしたい!

2011年11月25日 公開 / 2020年5月20日更新

テーマ:外壁の雨垂れ解消+スレート屋根の塗り替え

コラムカテゴリ:住宅・建物


今日から垂水で外装のリニューアル工事が始まります。

事の始まりは「外壁の雨垂れが気になるから何とかしてほしい!」とのお電話をいただいたことでした。
現地を見させていただくと、なるほど後付けされた庇の両側から延々汚れが垂れています…

どこの工務店に相談しても、「塗り替えしかありません。ぜひウチで塗り替えを!」の一本槍でお困りの様子。
そこで…ケイミュー株式会社(旧クボタ松下電工外装)の「ツタワンD」をご紹介させていただきました。↓

この商品は樹脂製で幅わずか65ミリの小さな部品ですが、雨垂れ防止に絶大な威力を発揮します。
通常は窓サッシの下などに取り付け、外壁を伝う雨水(サッシに付いた汚れを含んだ雨水)を受け流します。
現在のサッシは雨垂れしにくいですが、後付けの庇はそうではなく、しかも汚れがたまりやすい形状です。

この部品を取り付けたうえで、外壁に汚れが付きにくい塗料での塗り替えをご提案しました。

現物が届きました。
本当に小さな部品です。

さっそく外部足場を組み立てて工事開始です。

まず付属の両面テープで位置を決めて仮固定します。
庇の両端の雨垂れの位置に合わせて付属のビスで固定します。

次に部品の周囲をシーリングします。
これをキッチリしないと、部品の裏を雨水が伝ってしまい肝心の機能を果たさなくなります。
プライマー(接着剤)を塗布したうえで確実にシーリングしていきます。(最も大事なところです!)

取り付け完了です。

取り付けたビス穴から壁の内部へ漏水する危険もありますので、ビス頭もきっちりシーリングします。
(何もここまで盛らんでも…)
シーリングが周囲に少しはみ出していますが、外壁を塗装するときにシーリングにも塗装を被せます。
そうすることによってシーリングが塗膜で保護され、雨垂れを防ぐ効果もより持続することになります。

今回はとてもミクロな、そしてマニアックなお話しでした…m(__)m

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