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事例:先行技術文献調査(ファッション製品)

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こんにちは、弁理士の福島です。

今回は、弊所の実績をスタッフ(K)からご紹介します。

業種
■建設業・製造業
□卸売業・小売業
□サービス業

規模
□小規模(従業員数5人以下)
■中規模(従業員数6人以上、50人以下)
□大規模(従業員数51人以上)

相談分野
■特許・実用新案・意匠
□商標
□著作権・不正競争防止
□補助金

1.相談の内容
 クライアントは、ファッション分野における新製品を開発・販売したいと考えており、取引先の中国企業から譲渡された部品を使用したいと考えている。そこで、新製品の開発・販売に際して、他社の権利を侵害していないかや、自社で知的財産権を取得できるかについて、弊所に相談されました。

2.解決策
 先行技術文献調査を行い、類似の文献を複数見つけました。又、上述の中国企業から譲渡された部品が、ある海外企業の特許権の図面に記載されたものと類似していることが分かりました。更に、この海外企業は、この特許権を中国でも取得していました。そのため、この部品や、この部品を使用した製品を中国で製造等することは、この企業の権利を侵害するおそれがあることが分かりました。
 そこで、この企業や、その他の企業が取得している知的財産権を回避しながら、自社で独自の製品開発を行ってもらい、開発品に新規性等があるようであれば、特許権・実用新案権・意匠権等を取得して、アイデアの保護を受けるのが良いという説明をしました。

3.結論
 新製品を製造・販売する際には、他社の権利を侵害していないかを確認することが必要です。又、日本で権利化されていなくても、中国等で権利化されていれば、それらの国で製品を製造等することは権利侵害になるので、日本だけではなく外国の特許文献等を調査することも場合によっては必要です。弊所では、特許権等に関する相談を承っております。お気軽にご相談ください。

英文
1. Content of the consultation
The client wants to develop and sell a new product in the fashion industry, and wants to use parts transferred from a Chinese company with which they do business. They consulted us about whether they are infringing on the rights of other companies when developing and selling the new product, and whether they can obtain intellectual property rights themselves.

2. Solution
We conducted a prior art literature search and found several similar documents. We also found that the parts transferred from the above-mentioned Chinese company were similar to those described in the drawings of a patent right obtained in China by a certain overseas company. Therefore, we found that manufacturing a product using these parts in China may infringe on the rights of this company.

We therefore explained that it would be better for the client to develop their own product while avoiding the intellectual property rights obtained by this company and other companies, and if the developed product appears to have novelty, it would be better to obtain patent rights, utility model rights, design rights, etc. to protect the idea.

3. Conclusion
When manufacturing and selling a new product, it is necessary to check whether the rights of other companies are being infringed. In addition, even if a product has not been granted rights in Japan, if it has been granted rights in China or other countries, manufacturing the product in those countries would be an infringement of those rights, so in some cases it may be necessary to investigate patent documents in addition to those in Japan. Our firm provides consultations regarding patent rights, etc. Please feel free to contact us.

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福島一(弁理士)

ホットな福島特許商標事務所

発明者との綿密なディスカッションにより特許出願書類の精度を高め、1年以内という早期特許取得を目指しています。補助金・助成金の活用や兵庫県内の企業をつなぐマッチングにより、新規事業創出のサポートも。

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