階段・濡れ縁の石張り
代表の森田です。
ただいま、当社の展示場改修工事を行っています。その一部を野面(のずら)石積みをしていますのでご紹介させていただきます。
「野面石(のづら石)」とは自然の石肌の事をいいます。その石を積み上げることを野面石積みといいます。この積み方は、絵心やセンスが必要になります。大きな石と小さな石を見栄え良く組み合わせますので、上手く配石しなければ美しくなりません。
石材は丹波のいろんな所から出てきた石を使っています。
つなぎ目をキレイに合わせていきますので、実際使う石の数の3倍の石を準備します。そして選びながら積んでいきます。
つなぎ目を加工する「切込接」工法で行いました。
《加工風景》
コヤスケという石道具を使って、はめ込む大きさに加工していきます。この様に手加工で積み上げるにはかなりの熟練の技が必要になります。
この写真に写っているのは当社の市位英嗣君です。石材加工と石積みの1級技能士を取得しています。
まだ途中ではありますが、皆さまから一番よく見える所は美しく積み上げてくれました。