石のテーブル
代表の森田です。
今回は菩提寺の永代供養塔を作らせていただきました。
製作するにあたり住職と打合せをする中、弊社で展示をしていた
「茨城県の稲田石で作った手加工(ビシャン仕上)の五輪塔」を気に入っていただきました。
「ではこの五輪塔をシンボルとした永代供養塔を作りましょう」と言うことでスタートしました。
私の頭の中には、大和西大寺にある鎌倉時代につくられた「叡尊の五輪塔」が思い浮かんでいました。大好きな五輪塔で、私は日本で一番美しいと思っています。
さて工事スタートです。
大きな歌碑の隣に建てることになり、先ずは石庭の部分の撤去からです。
庭石・残土を撤去しました。それから基礎工事です。
型枠を組み、鉄筋を這わせて20㎝の厚みでコンクリートを流し込み頑丈な基礎が完成です。
順調に工事が進むと思った矢先、記録的な寒波が来て約20㎝も雪が積もりました。境内の雪かきで一日費やしました。
しかし、思わぬことが起こったおかげで、ずっと記憶に残る永代供養塔工事になりました。
これで完成です。石庭も小さくして境内全体に砂利を敷き詰めました。
西大寺の鎌倉型五輪塔をイメージした永代供養塔です。後ろ側に扉があり納骨ができます。
お寺の境内にとても似合う永代供養塔が完成しました。