磨いた墓石と磨いていない墓石の違いは?
石に文字を彫刻するのはサンドブラストという機械で、石材用の砂を吹き付けて彫ります。
切り石はきれいな平面なのでゴムシートも貼りやすく彫刻もしやすいのですが、自然石はゴツゴツした面に彫刻するため3倍の時間を費やします。
自然石の場合は、特殊ゴムのりを2.3回塗り重ねて二日間ほど乾かします。
それから「南無大師遍照金剛」の文字をカーボン紙で写し、文字のフチをカッターで切り込み彫刻面を剥がします。
くり抜いたところにエアーで砂を吹き付け彫っていきます。
太い線は深く彫り細い線は浅く彫り、凹凸をつけて彫ります。ここが職人技ですね。
白い部分の特殊ゴムは水で溶けるので剥がして完成です。