海外調達で起こること 13 < 返品 ;異品納品 ② >
電子部品とその流通経路
一部の直販を除いて電子部品は次のような経路でユーザーに届きます。
大口需要家は メーカー ~ 代理店 ~ ユーザー
購入数が少ないと メーカー ~ 代理店 ~ 2次店 ~ ユーザー
ごく少量の場合は メーカー ~ オンラインストア ~ ユーザー
代理店経由で購入するときはMOQ/SPQ縛りになりますが、オンラインストアは必要数だけ購入できるのは助かります。
ただ便利(コンビニエンス)=コスト高になるので、かなり割高になるのは致し方ありません。
重要なことは、高くてもそれを購入する仕組み、これこそが付加価値です。
もし代理店経由で購入できるとしても一定数以上で買わないと安くなりません。
また値引き率は、代理店が自社にどれほど肩入れしてくれるかによっても程度の差が生じます。
メーカーと力関係も代理店によって差があるので、当然部品調達時の”引き”にも差が出ます。
私たちユーザーにとって代理店選びはとても重要なテーマです。
ところで昨今電子部品の需給バランスが崩れ、代理店でも部品の調達がままなりません。
こんなときオンラインストアを利用するだけでなく、市場流通品を探すことも多くなりました。
次のコラムでは、その”市場流通品”について書いてみます。