既存外壁の種類と状態によって下地処理と下塗りが変わってきます
外壁と屋根の塗り替え工事を任せていただいた個人住宅の玄関ドアが、表面に粉が吹いたような状態になって見た目が悪かったので、表面のみ塗り替えました。
そもそもアルミには塗料の密着性が良くないので、気を付けて材料の選択をしないと何年かして塗膜が浮いてきたりします。
今回は白く粉を吹いていたコーティングを完全にはがし、下塗りに強溶剤の非鉄金属用エポキシプライマーを使用しました。
アルミの表面は鏡面のように凹凸が少ないので少しでもごみ(埃・刷毛の毛・ローラーの毛)が付着すると仕上がりが悪くなります。特に今回使用した強溶剤の塗料を使用するときにはローラーの毛などが抜けやすいので、手塗りより吹き付けのほうが適しています。ただ吹き付けで塗装する時には塗料の飛散によって汚してはいけない部分を汚す可能性が高くなるので飛散の少ない吹き付け用のガンを使用し充分に注意して作業する必要があります。
上の写真は、上塗りに強溶剤のシリコン塗料を使用して仕上げた玄関ドアです。
木製のドア(ニス仕上げ)の塗り替えも出来ますが、それについてはまたの機会に書かせていただきます。