外壁塗装 お金がない、安い業者を考える前に
「外壁タイルは塗装不要でメンテナンスフリーです」と言ったことを聞いたことがある方もいると思います。
基本的には、外壁のタイルには塗装は必要ありませんが、検討が必要になる場合もあります。以下に考慮が必要になるポイントをご説明します。
1.タイルの特徴と塗装が必要になるポイント
【タイルの特徴】
・耐久性:タイル自体は耐久性が高く、塗装しなくても長期間にわたり美観を保ちます。
・防水性:タイルの表面は防水性があるため、塗装をしなくても水の浸入を防ぐことができます。
◆塗装が必要になるポイント
《目地部分の劣化》
タイルそのものではなく、目地が劣化することで雨水が浸入する可能性があります。目地の補修やシーリング材の打ち直しが優先される場合が多いですが、場合によってはタイル全体を塗装して保護する必要があります。
《タイル表面の劣化や色褪せ》
長年の使用で表面が汚れたり、色褪せたりした場合、塗装をして見た目を改善することができます。ただし、タイルの塗装は密着性が低いため、専用の下地処理や塗料を使用する必要があります。
《建物全体の防水性向上》
防水性能を強化したい場合や、海沿いや雨の多い地域など立地環境によっては、タイルの上から防水塗料を施したほうが良い場合があります。
《デザイン変更》
外観をリニューアルしたい場合、タイルに塗装することでデザインが変更できます。
◆塗装する際の注意点
・下地処理が重要:タイル表面は滑らかで塗料が密着しにくいため、サンドペーパーやプライマーで下地処理を行う必要があります。
・専門業者に依頼:タイルの塗装は高度な技術を要するため、経験豊富な業者に依頼するのがおすすめです。
2.外壁タイルに塗装するメリット・デメリット
以下に、外壁タイルに塗装する場合のメリットとデメリットをご説明します。
◆外壁タイルに塗装するメリット
1.美観の向上
外壁タイルは経年劣化や汚れにより、色褪せや光沢の低下が起こることがあります。塗装することで古びた印象の外観がリフレッシュされ、建物全体が若返ります。
また、タイル本来の色や質感を変えられるため、住まいのイメージを一新できます。トレンドに合わせたモダンなデザインに変えることもできます。
塗装することで、新築時のような見た目を取り戻したり、全く新しい色合いに変更することができます。
2.防水性の向上
タイル自体は防水性が高いですが、目地部分は経年劣化により雨水が浸入する可能性が高まります。塗装を行うことで、タイルと目地を覆い、防水性能を向上させることができます。
特に目地部分や外壁のヒビ割れがある場合、防水塗料で保護することでリスクを軽減できます。最新の塗料は防水性だけでなく、防汚性や防カビ効果を持つものもあり、メンテナンス負担を減らすことができます。
3.コスト削減(目地修繕の代替策として)
外壁タイルの劣化が進んでいる場合、目地の打ち直しや補修だけでも高額な費用がかかることがあります。塗装を選択することで、全体的な保護ができるため、場合によってはコストを抑えられるケースもあります。完全なタイル張り替え工事に比べ、塗装のほうが工期が短く費用も低い場合があります。
4.汚れの付着防止
タイルの表面はもともと汚れに強いものが多いですが、塗装することでさらに汚れを付きにくくすることができます。防汚塗料やセルフクリーニング機能のある塗料を使用すれば、雨水で汚れが流され、長期間美観を保つことができます。
5.耐久性の向上
劣化したタイルや目地を塗料で覆うことで、外壁全体の耐久性を向上させることができます。外壁全体を保護するため、紫外線や雨風による劣化を抑える効果も期待できます。
◆外壁タイルに塗装するデメリット
1.タイルの特性を損なう
タイル本来の特徴である耐久性や高級感、メンテナンス性の良さを塗装によって損なう場合があります。
塗装することで、タイルの質感や独特の模様が塗料で覆われるため、もとの風合いが失われてしまいます。塗装後も経年劣化は避けられず、数年ごとに再塗装が必要になります。
2 密着性の問題
タイルは表面が滑らかであるため、塗料が密着しにくいというデメリットがあります。下地処理が不十分な場合、塗膜が剥がれる可能性があります。
特に施工不良や環境条件によって、塗装が剥がれると外観が悪化し、修繕費用が増大する可能性があります。
タイルへの塗装は通常の外壁塗装よりも高度な技術を要するため、施工業者の選定が重要になります。
3.メンテナンスコストの増加
タイルは基本的にメンテナンスフリーの素材ですが、一度塗装をすると、その後定期的なメンテナンスが必要になり、塗装しなければ不要だったメンテナンス費用が発生します。
塗装の耐用年数は10~15年程度であり、再塗装を前提とした計画が必要です。
4.施工コストが高くなる可能性
タイルに適した塗装を行うためには、下地処理や専用塗料の使用が必要です。
下地処理、目地の補修、複数回の塗装工程が必要な場合や、タイル専用のプライマーや塗料を使用することで、通常の外壁塗装よりもコストが高くなる場合があります。
5.外壁保証の喪失リスク
外壁タイルの保証がある場合、塗装を行うことでその保証が無効になる可能性があります。事前に施工業者や建築会社に確認が必要です。
3.まとめ
外壁タイルの塗装は通常必要ありませんが、劣化やデザイン変更、防水性の強化を目的とする場合には選択肢として検討できます。
外壁タイルに塗装をすることには、美観の向上や防水性の強化といったメリットがありますが、コストやメンテナンスの負担、タイル本来の良さを損なうリスクも存在します。
まずは外壁の状態を専門業者に点検してもらい、塗装の必要性を判断しましょう。
タイルの塗装に関して一般的な事を書かせて頂きました。。
タイルに関しては、キッチリとタイル部分の下地処理を行う事で塗装が不可能という事はありません。
タイルの目地を完全に埋めて、その上に一般の塗装のようにパターンを付ける事も可能ですし、そこまでせずに、タイルに密着する専用の下塗り材を塗装する事で色を変える事も可能だったりします。
ただし、結構専門的な作業になりますので塗装の技術だけでなく知識もある塗装業者に依頼する事がベストだと思います。
どんな部分でも塗装仕様が同じとか、一式見積もりだけの業者などにタイル塗装を依頼するのは少し問題が起きそうなので気を付けた方が良いかもですね・・・
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