外壁塗装に必要な準備を解説
外壁塗装の種類を調べていらっしゃる方も多いようですね。
ただ、外壁塗装の種類と言いますと、私のような塗装業をしている人間と、ユーザーの考える種類について少しすれ違いがあるような気もしています。
そもそも、外壁塗装に関しては、その外壁の素材によって、塗装方法も違ったりしますし、外壁塗装を行う時の施工方法も種類(やり方)があり、そんな話がごっちゃになってしまっているような気がします。
外壁塗装の種類で多くの方々が気になっているのは、塗料の種類の事だと思います。
これは、多くのサイトでも書かれているように、耐久性によってや、その時代により種類も豊富になっています。
その昔で言えば、塗料と言えばアクリル樹脂という事になります。
その後に塗料の進化し続けて、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、無機塗料なども今ではあります。
その順番で耐久性、耐候性が高くなってきていると考えるのが正解ですが、これは塗料だけの話になり、外壁に塗装する時はやはり、キッチリとメーカーが考えた施工方法や、希釈によっても変わってきます。
そのような事を考えると一概に耐久性が良いものが良いというのは微妙だったりします。
モルタル外壁、ALC外壁などの場合は、クラックなどが入る事も考えて、硬度が固い物よりも、追従するような塗料がお勧めだったりしますし、サイデイング外壁のような物の場合は、サイディングそのものだけでなく、目地のコーキングに関しての考え方もありますので、ジックリと説明をお聞きするというのがベストかも知れません。
そもそも、無機塗料と言いますが、無機系の物100%では塗料として作る事も実際は不可能ですので、当社と言いますか私の考えでは、外壁塗装に適しているのはシリコン樹脂、フッ素樹脂かも?と思っています。
また、鉄部分の事や、先ほどのコーキングの劣化部分の事を考えると、それらと耐候性が近くなるシリコン樹脂で十分かもと考えています。
実際、悪質な訪問販売業者などは、出来るだけ目新しい、高価な物を進める傾向があり、無機塗料や、フッ素樹脂などを進めるパターンも多いようです。 工事価格がアップして、その分、耐候性も非常に良くなるのであれば一番ですが、塗装会社の施工方法もありますので、考えどころかも知れません。
また、外壁塗装の種類に関して吹き付けという事を書かれているパターンもあります。
あくまで吹き付け塗装は施工方法でして、吹き付けで模様(パターン)を付けるという事もありますが、どのような塗料も吹き付けでの施工は可能だったりします。(吹き付けでしか綺麗に塗装出来ない塗料もありますが・・)
吹き付けの場合は、施工後の塗膜が均一になるので、非常に綺麗だったりするのですが、吹き付けの機械の中を塗料を通す為には希釈を高める必要があり、その分 塗膜の厚さは、薄かったりします。
ですので、現状で綺麗な雨戸など、あまり劣化していない部分を吹き付け塗装するのはお薦めではありますが、私としては、希釈をあまり高くせずに施工可能なローラー塗りでの外壁塗装がお勧めだとは思います。
外壁塗装の種類や施工方法に関しては、やはり塗装会社の考え方などもあるので、しっかりと確認するのがベストだとは思います。
また、外壁塗業者は塗装するだけでなく、施主様からの質問などに適格に答える知識も必要になってくるような気もします・・・
当社の施工実績などや、塗装に関しての話題は公式Hpにも色々と書かせて頂いていますので、気になる方はぜひとも確認お願いします。
株式会社 今井塗装 公式HP