家の塗装 しないとどうなる
家の塗装にかかる費用の内訳解説をしてみたいと思います。
家の塗装(外壁塗装、屋根塗装、付帯部塗装)に関して、初めて塗装をお考えの方からすれば、費用は何がどれくらいかかるのか?という事も分かりにくいと思います。 塗装に関わって35年以上の経験と、最近の物価高に関係する家の塗装の価格の流れに関しても書いてみます。
非常にザックリと大きく分けまして、家の塗装は、以下のような項目に分けられると思います。
- 仮設工事(足場)
- 下地処理(下地補修含む)
- 塗装工事
- 諸経費
下地処理とは、塗装前に必要さ作業で、現在の状態によっても違いますが、ひび割れの補修、目地部分のシーリングなどが含まれます。 また、考え方もあるとは思いますが、私としては高圧洗浄も下地処理に考えています。
塗装工事は、メインの作業ですが、お金の関係で分けますと、塗料代、養生費(資材)、工賃(手間代)に分かれると思います。
通常、外壁塗装、屋根塗装に関しては、塗装の面積で計算しますので、㎡数での単価が入れられます。
㎡単価と言いますが、それらを細かく分けると、先ほどのような感じになると思います。
ですので、外壁塗装の見積もりとして、1式という物があまりに多いと、結局は、どの作業が、いくらかかるのか分からないという事になるので、問題があると思います。
ですが、全ての項目を式で計上しないか?というと、それも難しくなるとは思います。
外壁塗装の相場とそれに影響を与える要素
外壁塗装の相場に関しては、坪数で掲載されたりするサイトもありますが、実際は先ほども書いたように、家の塗装面積で変わってくるので、窓が多いとか、出入りの多い壁、また逆に塗装しない箇所が多いなど養生費がプラスされる場合は、㎡単価も上がる可能性があります。
それと、塗装と言いましても、塗料の問題で単価も変わりますので、塗料のランクによっても相場は変わります。
今では、主流はシリコン樹脂という事になりますが、フッ素樹脂、無機塗料などもあるので、それらで相場も変わるという事です。
塗装の営業会社などの見積もりの場合は、キッチリとした塗料の説明もなし、塗料の商品名だけが書かれていたりして、高い塗料と安い塗料の違いが明記されない場合もありますので、注意が必要だと思います。
また、営業会社の場合は自社の塗料という物を使っていて、成分などがハッキリしない場合もありますので、見積もり時にはキッチリと説明を聞く事が重要だと思います。
今では、どんな物でも価格が上がっているという流れですので、塗料に関しても数年前から段階的に値上げが続いています。 また塗装に必要な養生用に資材も値上がりが大きく、塗装の価格をアップせざる負えない状態になってきているように思います。
助成金や補助金の活用方法と注意点
外壁塗装、屋根塗装に助成金、補助金が使えるという情報を目にする事も多いと思います。
確かに、お住まいの地域によって(市町村)、助成金、補助金が外壁塗装にも使えるという場合もあります。 芦屋市、川西市などでは、そのような話もありますし、地域によっては先着順や、抽選で利用できるという場合もあります。
ただ、当社がメインに外壁塗装を行っている神戸市の場合は、残念ですが、補助金、助成金は外壁塗装には使えません。 当社が、神戸市の関連団体が運営する、すまいるネットにも掲載させて頂いているせいで、神戸市の助成金、補助金の情報が早い段階で確認できるのですが、現在のところ、空き家対策、高齢者・身体の不自由な方の為の住宅改修などで使える補助金はありますが、それ以外はありません。(現在のところ)
後、私が気になるのは、ネットでの外壁塗装の補助金、助成金を大きく書いているHPなどは、その多くが外壁塗装営業会社や、一括見積もりサイトという場合が多いです。
これらは、目にひくような広告の一部として補助金、助成金という文言を使っていて、個人情報を入力させる事を目的としているパターンが多いです。
ですので、本当に補助金、助成金が気になる場合は、神戸市の場合は市の公式HPの暮らし関係のページを確認するか、当社も掲載しているすまいるネット(神戸市関連団体運営)を確認して頂ければと思っています。 当然、当社にお問い合わせ頂いても、ご説明させて頂きます。
業者選びのポイントと失敗しないための工夫
外壁塗装の業者選びに関しては、何度か書かせて頂いたように、数社の相見積もりがベストだと思います。 ただ、出来れば、当社のような自社職人で外壁塗装を行う業者なのか、外壁塗装をメインに行っている業者がお勧めだとは思います。
今では、建設会社やリフォーム会社、外壁塗装をメインに行う営業会社も外壁塗装を行っていますが、その多くが、下請けの塗装業者に依頼するパターンになっています。
当然、信用できる会社、任せて安心の会社もあるとは思いますが、建設業界の多重構造のままですので、余計な経費を掛けない方法としては、実際に塗装を行っている外壁塗装業者で、直接的にお問い合わせが可能な業者が結果的には失敗しない可能性が高いと思います。
ただ、最大の問題は、塗装業者の中には、まだまだ経験の少ない業者や、しっかりと話が出来ないという場合もありますので、色々と調べてみて業者を決めるしかないのかも知れません。
もし、外壁塗装、屋根塗装をお考えの場合、相見積もりの1社として当社にお問い合わせ頂ければ大変、嬉しく思います。
外壁塗装の場合、工事価格が安いから良いという事は無いと思います。 あくまで施主様がご納得できる適正価格だったり、施主様の御意向をキッチリと聞ける業者というのが、ベストなような気がしています。
価格が高いから安心という事も無いというのが、この外壁塗装工事の業者選びの難しい部分だと思います。
当社のメインブログでは塗装に関連の話題、今までの工事に関する話題など多数掲載しています。 気になる方は、是非とも御確認お願いします。
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