森良平プロのご紹介
最先端の研究開発から生まれた環境にやさしい材料「Nano Sakura」を世界に(2/3)
研究への興味に突き動かされ。代々受け継ぐ老舗会社の経営と先端的材料の研究を兼務
京都大学大学院の博士課程で学んだ工学博士。森さんの肩書を見た人は、絵にかいたようなエリート人生を思い浮かべるかも知れません。しかし、森さんは「反対意見やお叱り、時には嘲笑もある中、研究に対する興味と情熱でここまでやってこれたのですよ」と笑います。
川西市で80年続く老舗会社の跡取り息子だった森さんは、大学院卒業後に、家業である冨士色素株式会社に入社。しかし、どうしても研究への興味が断ち切れず、2010年に研究開発を専門に行うGSアライアンス株式会社を立ち上げました。しかし、事業化するまでに時間がかかるのが研究開発というもの。老舗会社の跡取りの宿命か、周囲から厳しい言葉を浴びることもありました。そんな紆余曲折がありながら、「私がこうして研究を続けて『Nano Sakura』を作り出せたのは、冨士色素株式会社の社員のみなさんの理解と支えがあったからです」と森さんは語ります。
時代が求める最新材料が大学や大企業の研究室ではなく、バイオ、材料工学の両方の技術に詳しい工学博士が経営する民間企業から生み出された背景には、多くのヒューマンドラマが詰まっていたのです。
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