ピアノの譜読みは両手で!
皆様はピアノの練習の時に、
メトロノームをお使いでしょうか?
ピアノを弾く方は大体次の速さをわかっていることは、とても大切です。
電車メトロームは針がないので、子どもさん達には不向きですが、持ち運びに便利です。
*まず♩=60です。
これは時計の秒針の速さです。
まず、この速さが身体で会得していると、後の速さがわかり易いと思います。
*次に♩=120です。
これはピアノのスケールの速さです。
ピアノで音高、音大を目指す方には大切な速さです。
*その次は♩=80です。
私の教室の小さな生徒さん達のスケールは大体この速さを目指して頂きます。
この場合のスケールは2オクターブです。
スケール
遅いと思われるかも知れませんが、意外と難しい速さです。
特に下降ですね。
小学校低学年・中学年でこの速さを目指せると、
曲の中のスケールが楽にきれいに弾けて、
とても有能な速さだと思います。
*その次は♩=100です。
小学校高学年の方には是非目指してほしい速さです。
この速さが楽に弾けると♩=120は努力して弾ける速さです。
さて、メトロームは曲の練習にも使います。
生徒さん達は最初から同じ速さで弾いているつもりでも、
曲の途中で速くなったり遅くなったりします。
また左手が遅れたりしますので、
左手だけの練習にも使って頂きます。
「子どものツェルニー」や「ブルクミューラー」等の左手の練習です。
左手が転んだりくっついたりすることがあります。
そんな時にはまずゆっくりの練習からです。
「子どものツェルニー」より
初めに♩=60から弾きはじめます。
その速さで転ばずくっつかないように弾けたら、♩=66、72、80と少しずつ速くしていきます。
鍵盤の奥まできっちりと指が入るように、気を付けて弾きます。
勿論お家での練習が大切です。
生徒さんの大好きな「ブルクミューラー」のアラベスク
左手が難しいです。
音がくっつかないように、指が転ばないように気を付けて。
「ブルクミューラー」の左手の連打です。
5-1ー2-1-2-1と指を変えて弾きます。
ここでもくっつかないように、音を揃えて弾きます。
メトロノームは使いますが、
音が揃っているか?・・どうかは、自分の耳で確かめます。
曲の中でのメトロノームはほんのお手伝いでしかありません。
後は
自分の耳で!
自分の感覚で!
自分の感性で!
同じピアノでも、みんな違うから、ピアノを弾くって楽しい!
ですね。
宜しければホームページもご覧ください。
芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」
https://canonpiano.com