自分で実験室を作るのは楽しい!
父親にアリセプト
10年近く前になるでしょうか?父親は内科にかかっていて、毎月姉と交代で付き添っていました。ある時、何がきっかけだったか?忘れましたが、アルツハイマー病だからと、アリセプトを処方されました。
ところが、父親はその後、『消しているテレビから話声が聞こえる。』『ヘンな噂話をされている。』など、不可思議な事を言い始めました。
そのことを内科医に伝えると、『薬の効きが足りないみたいだ。処方量を増やす!』と言って来ました。
友人の精神科医に相談
かなり心配になりました。そこで、精神科医の友人に電話をかけました。
かつて通っていた大学、小規模でした。所属していた交響楽団部も人数の関係で、主に京都府立医科大学、京都府立大学といった同じように小規模な大学と合同で活動していました。その時以来の友人です。当時は京都市内の精神病院の単なる勤務医でしたが、今では理事長様になっています。
(ああ交響楽団!)
https://mbp-japan.com/hyogo/banyohkagaku/column/5159094/
友人はまず、『長谷川式とか、認知症の検査はしたのか?』と聞いて来ました。『していない』と答えると、『住んでいる地域に必ず‟認知症疾患医療センター”というものがあり、そこへ連れて行くように。たまたまそこに医局の後輩がいるから…』ということで、後輩の先生を紹介してもらいました。
投薬は間違いだった!
後日、認知症疾患医療センターに該当する病院へ行き、紹介されてもらった先生に診てもらいました。
不可思議なことが始まった時期と、アリセプトを飲み始めた時期が一致したので、まずはアリセプトの服用を止めることになりました。
すると、不可思議な現象はすっかり収まりました。アリセプトは不要どころか、害になることが判明しました。
こういうことを誤診と言うのでは?
こういうのを『誤診』と言うのでしょう。内科医は自身の母親の一例だけを何度も語り、それを判断の拠り所にしていたようです。
これはもうアカン!となり、サッサと父親を別の内科にかからせるようにしました。
どこまでも汚れた世の中?
あのままアリセプトの処方量を多くしていれば、どうなっていたでしょうか?考えればゾッとします。明らかにあの内科医は『ヤブ医者』であり、危険な存在と言えます。早速、父親のケアマネージャーや訪問看護センターの管理職にも伝えました。
ところが…です。その後しばらくして、父親が世話になっていた介護組織で、あのヤブ医者が講演をするらしく、そのチラシが配布物に混じっていました。
そこでケアマネージャーにも改めて話をしましたが、完全に聞き流されてしまいました。
場合によっては命にもかかわるようなことなのに、優先するものが違うのでしょうか?介護組織の在り方として、これで良いのでしょうか?
物事には手順がある!
そしてアリセプト不要がわかった後、父親を睡眠時無呼吸症候群で受診のために耳鼻科医のところへも連れて行きました。
(睡眠時無呼吸は大敵です!)
https://mbp-japan.com/hyogo/banyohkagaku/column/5153659/
アリセプトに関する一連の話をしました。耳鼻科医は『物事には手順がありますから…』と言いました。
たった一言でしたが、これは重大な意味を持つと思います。そして、この『手順』こそ、病気治療のみならず、研究開発においても、そして、世の中の多くのことについても、非常に重要であると考えるようになりました。



