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辻村豊

豊富な化学技術知識で研究開発および製造をサポートするプロ

辻村豊(つじむらゆたか) / 技術コンサルタント

合同会社 播羊化学研究所

コラム

もはや絶滅危惧種?見合い屋のババア!(2)

2024年6月1日 公開 / 2024年6月2日更新

テーマ:研究開発のヒント

コラムカテゴリ:くらし


皆様方、お世話になっております。日々雑感を綴っております。

放り出された、さあどうしよう?

前回はお見合いの場で皆が集まったところまでを申し上げました。
(もはや絶滅危惧種?見合い屋のババア!)
https://mbp-japan.com/hyogo/banyohkagaku/column/5161702/

そして二人だけで放り出されます。
これまで女性と付き合ったことが無い上に、即結婚へとつながるので遊び感覚でいるわけにもいかないし、どうしよう?
まずはどこへ行くか決めなければなりません。
ここでたじろいでしまえば、いきなりゲームオーバーになってしまいます。

先達はあらまほしき事なり

こんな時、数歳上だった従姉の言葉が役に立ちました。
その従姉もお見合いで結婚していました。
放り出されて相手の男性から行き先を提案される際に3か所くらい候補を言ってもらえれば非常に楽だったそうです。
確かに3か所くらい言っておけば、相手も答に詰まることはなかったようです。
その結果、よく行ったところと言えば、
・海遊館
https://www.kaiyukan.com/
・大阪くらしの今昔館
https://www.kaiyukan.com/
・咲くやこの花館
https://www.sakuyakonohana.jp/
・大阪歴史博物館
https://www.osakamushis.jp/
・サントリー美術館
https://www.suntory.co.jp/sma/
あたりだったでしょうか?
服装もあまりアクティブでないので、〇〇館が無難でした。
海遊館なんぞは、つい二週間前に来ているのに、『ここへ来るのも数年ぶり。こんな亀の甲羅、あったかな?』などと白々しいことを言っていたような…

レストランの選び方

ひとしきり観光した後は、レストランへ行って何か食べて帰るのが定番でした。最初のころはレストラン街を一周して相手の希望を聞くことが多かったです。
ところが、ある時、いきなり相手から店を指定して来たことがありました。言われるがままに行きました。ただこれは非常に有効な糧となりました。女性が自ら行きたいと行ったところは女性好みである可能性が高いと考えました。その結果、その後そこへ一緒に行った女性は全員喜んでいて、家内もその一人でした。

割り勘はほとんどなかった


海遊館などの入館料や食事代はほぼこちら持ちで、それが普通でした。
割り勘を言って来た人は…お見合いをした60人の中で、1人だけだったと思います。
その一方で、非常にユニークな方もおられました。
フランス料理店に入りました。その人、ほぼ終わりかけのころに必ずトイレに行きました。そしてその間にこちらがお会計を済ませておりました。それが一回ならわからなかったのですが、その後数回同じパターンが続いたので、さすがに気付きました。こちらがちゃんと払ってくれるかどうか?試していたと思われます。
その人、東京で御三家と呼ばれる女子中高⇒一万円札の大学⇒大手損害保険会社で、ある時、年収を尋ねて来ました。
意外なことかもしれませんが、事前に交わす書類にも年収は書くことはありませんでした。その一方で、『家事手伝い=年収ゼロ』の方もそこそこいましたが…
そんなこともあるので、『年収で人を評価するとは何事や?』とでも思ったのか、まともに返答しなかったことが原因で、そのまま御破談となりました。
ただ、実際のところ、私自身、年収を知りませんでした。給料は全て家に入れて、本当に必要な分だけを分配して使う、家庭内社会主義状態でした。ちなみに残った分は何と親が資産運用をしていました。

首都圏では絵に描いたような?

てなことでしたが、後にも先にも一万円札の大学を卒業した人はその人だけでした。さすがに頭の回転は非常に速いと思いましたし、知識も豊富でした。おそらく首都圏ではこんな女性になってほしいと、子供のころからお金をかけて育てているご家庭が多いのだろうと思います。ただ、残念ながら、世界が違ったようです。

こんな方も…


こんな方もおられました。
兵庫県内の女子中高⇒兵庫県内のマンモス大学⇒市役所
その女性、会って少し話をするだけで、汗だくになっていました。
どうやら、同年代の男性と話をするのは、小学校以来だったということです。ただ、それがマイナスだとは全く思いませんでした。時間をかけていけば、その人の良いところがいろいろ見えてくるだろうと思っていましたし、今でもその人と結婚しても良かったと思っているくらいです。もっとも、仮にその人と結婚していたとしても…汗だくはごく初期のころだけで、慣れてしまえば最後、私はその人の手のひらの上で踊らされているだけで、今と何ら変わらない、そんな日々になっていただろうと思いますが…

直ぐにどころか永遠に理解できなくても良いのでは?

時間をかけると申し上げましたが、そもそも初めて会って数時間で相手のことがわかるなんて、ほぼ不可能です。ただ、お見合いというものはそんなものです。相手のことなんぞ到底理解できない、その感覚はずっと続きます。実際、家内を見ても頭の回路がどこぞショートしているようですし、未だに理解するのは至難の業です。なので、この先も理解しようとも、逆に理解してもらおうとも思っておりません。最初からできるはずもなく、どうにかしようと思うこと自体無駄でしょう。そう考えることで無理なく楽に生きております。お見合いというのは、そんなことが違和感なく始めて続けられる、それが大きメリットではないか?と思います。

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辻村豊

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辻村豊(合同会社 播羊化学研究所)

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