千人のマネジメントで培った仕組化&スモールDX支援のプロ
大河内敬三
Mybestpro Interview
千人のマネジメントで培った仕組化&スモールDX支援のプロ
大河内敬三
#chapter1
「連絡手段が多様化する中、デジタルツールを適切に使えば意思疎通はより円滑になるでしょう。単なる会話にとどまらず、深みのある対話が生まれる環境を整えたいと考えています」
そう語るのは、コールセンター大手で数千人をマネジメントしてきた経験をもとに、組織の関係構築を支援する「WishZoo(ウィッシュズー)」の代表・大河内敬三さんです。企業課題を分析し、「何を」「どのように」DX(デジタルトランスフォーメーション)するのかを設計。具体的な施策を実行しながら、着実に成果を積み重ねていくことを重視しています。
「お客さまは業界・業種の異なる中小企業です。大規模な投資ではなく、少しずつデジタル化を進めるスモールDXに取り組んでいただきます。従来の業務にかかっていた時間や労力を減らし、顧客や組織内の意思疎通を深める活動に充てていただきます」
その手段の一つが、Google Workspaceの活用。GmailやGoogle Meet、Googleカレンダーなどを段階的に導入し、その機能を活かし有機的に連携させることで、無理のない形で変化を積み重ねていけるといいます。
ある製造業では、メールでファイルを添付してやり取りする習慣を見直し、クラウド管理へ移行。その結果、年間で数百時間の労働時間削減につながりました。最新ファイルを探す手間が減ったことが主な要因です。
また、従業員だけでなく顧客との関係構築(CRM)にも対応。経営者とともに検証を重ねながら、適切なツールや対話の在り方を提案しています。
#chapter2
大河内さんは大阪府池田市の出身。自身の服を母親が手作りしていた思い出から「母子をつなぐビジネスに関わりたい」と考え、大手アパレル企業の子ども服部門に就職しました。
「9割が女性従業員という売り場でマネジメントを学びました。百貨店で売り上げ記録の更新も経験しましたが、販促や市場調査の知見を深めたいと考え、当時テレマーケティングで成長していた企業へ転職しました」
2001年には沖縄事業所の立ち上げを任されるも、スタッフがすぐに退職するという課題と向き合うことに。「情報不足が不安を生み退職につながる。だから可能な限り開示しよう」と情報の透明化に取り組み、定着率の向上につなげました。
その後は別の企業で役員を務めたのち、再び同社に復帰。デジタルマーケティング部門の責任者を経て、2020年に北海道の拠点長に着任します。約6,500人規模の現場を率い、コロナ禍においても雇用の維持に取り組みました。本社への異動の打診もありましたが、現場に関わり続けたいとの思いから辞退し、2023年に退職しています。
そして翌年に「WishZoo」を設立。「企業のコンテンツ発信を手伝いたい」という思いから、DXの伸びしろが期待される北海道に拠点を置きました。現在は「日本10X(テンエックス)デザイン協会」の副理事長も務め、全国の商工会議所と連携しながらスモールDXの普及を支援しています。
「クラウド活用に慣れた世代が社会に出てくるのを見据え、私たち大人もしっかり準備をして迎えたいですね」
#chapter3
スモールDXの支援を推進するためにも、チームビルディングも提案する大河内さん。現場の状況や組織ごとの特性を踏まえながら、無理のない形で仕組みづくりを進めることを大切にしているといいます。
「10人でも100人でも、組織運営の基本は変わりません。まずは仕組みを整え、役割を明確にし、適切に評価することで、自然と動き出すきっかけが生まれます」
「AI(人工知能)は有用な示唆を与えてくれますが、土台となる考え方がなければメンバーの納得は得られません。『どのような組織を目指すのかを言語化する』『同じ方向を目指す仲間を見つける』といった取り組みが重要だと考えています」
仕事のやりがいは、DXに馴染みのなかった経営者が変化を実感する瞬間に立ち会えることです。「何日もかかっていた作業が数時間で完了した」といった気付きが次の挑戦につながる様子に、手応えを感じるといいます。
「企業規模やリーダーの年齢に関係なく、『できることが増えていく体験』が人を変えると考えています。今後はお客さまの組織内にGoogle活用の担い手を増やしながら、自社も北海道に根差した企業へと育てていきたいですね。『WishZoo』を軌道に乗せ、将来的には地元の若い世代へ引き継いでいければうれしいです」
こうした取り組みの先に見据えるのは、子どもたちが笑って過ごせる社会の実現です。スモールDXを通じて、人や地域を育てていくことを大きな目標に掲げています。
(取材年月:2026年4月)
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千人のマネジメントで培った仕組化&スモールDX支援のプロ
大河内敬三プロ
DXコンサルタント
WishZoo合同会社
数千人のマネジメント経験をもとに、主にGoogleのサービス機能を活用し組織改革やコミュニケーションの活性化を仕組化。コストを抑えながら段階的に変化を促すスモールDXの推進に対応します。
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