《エクステリア・ガーデン》エリア別 アドバイス①-2
アプローチづくり編
1-4. アプローチに使えるおすすめ素材は?
アプローチは基本的に人が歩くところですから、特に安全性が高く、環境に配慮した素材(表面が滑りにくく、吸水性やクッション性があり、エコ素材で形状変化がしにくいもの)を中心に選ぶことが必要です。
その他、素材の表面に滑り止めのための凹凸が加工されている製品や、枕木を代表とした木質素材もおすすめできます。 ただし、北海道では冬場の凍害によるひび割れや破損の場合がありますので、その点についても十分に考慮する必要があるでしょう。
さらに各素材の材質だけではなく、使用(施工)方法でも安全性を高められる場合があります。 例えば、表面が平らなレンガ・インターロッキングなどを全面席で同じ敷き並べ方に統一するだけではなく、進行方向や床面の方向・傾斜、そしてアプローチの広さや長さによって敷き並べ方(例えば、ランニング・ボルト式からバスケット・ウィーブ、ヘリンボーン式などへ)を変化させたり、アプローチの一部に化粧砂利や枕木などの別素材を見栄え良く混ぜて敷き並べることでも安全性が高まります。 もちろん、そうすることで景観上も良くなることがほとんどです。 また、ゴム製のマットを床上に敷くだけでも安全性が高まります。
いずれにしても、素材的には安全性が高く、万が一転倒してもケガが起きにくい素材を選び、かつ素材の特性を考慮した上で施工方法を工夫する・・・これがアプローチ施工の鉄則と言えます。
日々進化する素材をいかに安全に効果的に活用するか、これも私達プロのプランナー・デザイナーに求められています。 安いだけの使えない素材から、安くてもしっかり使える素材まで、その見極めと適切な活用ができるプロにぜひ依頼してみてくださいね。 弊社も皆様のお困りごとの“駆け込み寺”となるべくこれからも頑張っていきますので、是非お気軽にお問合せください。
お待ちしております。
次回は【アプローチとその周囲とはどう関わるべき?】についてアドバイスします。
お楽しみに!



