子どもから大人まで、「楽しさ」をシェアするダンススタジオを展開（2/3）

16歳でインストラクターに。教育大学に進学し「教えること」を体系的に学ぶ

　YUKACOさんがダンスとの出会ったのは、7歳のとき。北広島市内のスポーツクラブでエアロビクスを始め、すぐに夢中になったと言います。
　「リズムに合わせてステップを踏むのが爽快で、ある時、HIP-HOPの教室を紹介されたことからストリート系に目覚めました」

　中学生になると、東京のダンススクールの特待生となり、週末は北海道から東京へ通うように。アーティストのコンサートでバックダンサーをするまでになりました。

　当時は北広島市内に施設が少なく、思うように練習ができない状況を見かねた親がスタジオを立ち上げたのを機に、16歳でインストラクターとしてのキャリアをスタートさせます。
　「第1期生は8人で、サークルのような雰囲気もありましたが、踊ることへのモチベーションは高く、生き生きと取り組んでいましたね。みんなの期待に応えるためにも、分かりやすく伝える技術を身に付けなければと刺激をもらいました」

　子どもの頃から教職に憧れていたこともあり、北海道教育大学へ進学。勉学に励む傍ら、道内外のダンスコンテストやイベントに出演する多忙な日々を送ります。

　「大学卒業時に、教員になるか、ダンサーを続けるか迷いましたが、やっぱりダンスは辞められないと、今の道を選びました。教師にはなりませんでしたが、教えることについて体系立てて学んだことが、大いに役立っています。後輩にも指導の仕方などをアドバイスできるので、大学で勉強して本当によかったと思っています」

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