『昔の常識、今の非常識』。
まず、あまりよく知られていないことですが、バラは草花(草本植物)ではなく樹木になります。
その理由は茎や根が肥大成長して何年も生きるからです。肥大成長を伴わない草花(草本植物)とはこの点で著しく異なります。
よって、バラの管理はバラについての知識だけではなく、樹木の性質を深く理解していると、より良い管理をすることができます。坂本庭園ではバラの剪定を含めました年間管理を承っております。
バラの年間管理
①4月上旬頃に冬囲いの撤去を行います。
②4月中旬頃から5月中旬頃までに本格的な剪定を行います。肥料を与える場合にはこの時期に窒素分の割合の多い有機肥料を与えます。
③移植や新しく植える時は6月中旬頃が良いでしょう(遅霜の恐れがなくなった頃になります)。
④繰り返し咲きのものは、一番花が咲いたら早々に速効性の粒状の配合肥料や化成肥料を与えます。窒素、リン酸、カリウムが等分のものか、ややリン酸肥料の多いものが適しています。一季咲きの原種やオールドローズは基本的にはこの追肥は必要ありません。
⑤花が終わりましたらそのつど、花柄取りを行います。
⑥二番花が終わる8月中旬頃から9月下旬頃までに耐寒性を強化するためにカリ成分の多い肥料を与えます。
⑦11月上旬頃から、冬囲いを行います。つるバラなど、必要に応じて寒風害を防ぐため にムシロや防風ネットなどを施します。また、病気にかかっている葉や落ち葉は取り去りましょう。
北海道と本州などの暖地では、気候が違いますのでバラの管理の仕方も変わってきます。 まず、最低気温が違いますので、本州などの暖地で育つバラが耐寒性の関係で北海道では育たないものがあります。そういう意味では札幌で育つものでも旭川で育たないものがあります。 もしもインターネットショップでバラを購入する場合には、その土地の最低気温に耐えることができるものを選びましょう。また、一年を通しての気温や花の休眠時期そして開花の回数も違いますので、施肥の時期や回数も違います。 肥料を与える回数や時期を本州などの暖地と同じようにすると耐寒性を低下させることになります。
・春のツルバラとバラの剪定後。バラは古い枝と新しい枝との更新が大事になります。




