趣味ではなく、
ビジネスとして個人ブランドを立ち上げたいと考えている方へ
販売したい商品は、
苦労と努力の上に出来上がった商品でしょうか。
私は、もともと
「オリジナルブランドを作りたい」と思っていたわけではありませんでした。
33歳のとき、グラフィックデザイナーとして一歩を踏み出しましたが、
実はグラフィックデザイナーになりたいとも思っていませんでした。
当時勤めていた会社が閉鎖となり、
仕事でIllustratorを使っていたこともあり、
職業訓練のグラフィックデザイナーDTPコースに通い、
そこからグラフィックデザイナーとして働き始めました。
現在、私はバイカー向けのアパレルブランドを立ち上げていますが、
実は昔はバイクにも全く興味がありませんでした。
友人の影響で、習い事のような感覚で
46歳のときに二輪免許を取得しました。
ところが、バイクに乗ってみると
これがとても楽しく、
休みの日は毎週ツーリングに行くほど夢中になりました。
「せっかくバイクに乗るなら、オシャレをして乗りたい」
そう思い、色々と探してみましたが
自分の好きだと思えるものが見つかりません。
そこで、自分で
ダイヤに羽をつけた絵柄のTシャツをデザインし、
ステンシルでグラデーションを使ったTシャツを作ってみました。
すると、Instagramで
「欲しい」という問い合わせが増え、
そこから販売を始めることになりました。
同時に、レザークラフトも独学で始めました。
牛革にステンシルを施し、
型紙も自分でデザインして
小さなバッグを作り始めました。
当時は広告代理店に勤めていたため、
仕事が終わって帰宅してから
毎晩のようにアパレルやレザー作品を作っていました。
アイデアが次々に浮かび、
作りたいものがたくさんありました。
バイクという好きなものと出会い、
そして長年培ってきたグラフィックデザインの経験があったからこそ、
オリジナルブランド 「JEWEL’D SON」 を誕生させることができました。
気がつけば、
ブランドは約8年続いています。
オリジナルブランドは、
立ち上げること自体は難しくありません。
しかし、
お客様に気に入ってもらい、
購入していただくためには、
商品に魅力がなければ選ばれません。
私は、
魅力ある商品とは
汗と涙、苦労と努力で培ってきたデザイン力に
裏打ちされたもの
だと思っています。
アパレルブランドの成功率は
約1割程度と言われることが多くあります。
つまり、
・長く続くブランド:10%程度
・失敗・撤退するブランド:90%程度
多くのブランドは
1〜5年以内に撤退や縮小をしてしまう傾向があると言われています。
現在は、ネット上にも便利なサービスが増え、
ライセンス素材を購入してプリント販売することで
比較的簡単に商品を作ることができるようになりました。
しかし、
軽率なコピー商品や、
トレンドだけを追った商品では、
作り手の想いが届かず
購入にはなかなか結びつかないのではないかと思います。
膨大にあふれる商品の中から
選んでもらうためには、
汗と涙、苦労と努力で積み上げたものであることが、
結果としてお客様の共感につながるのだと
私は確信しています。
前職では、
たくさんのデザイナーを見てきました。
もともと才能がずば抜けている
デザイナーも多くいました。
正直に言うと、
私はデザインの才能があるタイプではありません。
ですが、
人一倍努力することはできると思っています。
才能がなくても、
努力して生み出したデザインが
お客様に共感していただける。
そして、
努力してきた時間が長いほど
デザインの引き出しも増えていきます。
これまでの経験があるからこそ、
「JEWEL’D SON」を
続けてこられたのだと感じています。
では、
個人ブランドの商品は
どのくらいの数量から作るのが現実的なのでしょうか。
次回は
「最初のロットは何枚が適正なのか」
についてお話しします。
個人ブランドの魅力ある商品とは
テーマ:個人ブランド
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Mybestpro Members
谷澤真優美(コンサルティング業(オリジナルブランド立ち上げ専門))
JEWEL'D SON
広告代理店で15年以上にわたって培ってきた販促ノウハウを、自らのアパレルブランドと飲食店経営で実践してきた。コンサルティングを通じて、理論と実体験に基づいた起業の勘所、ブランド構築術を伝える。
谷澤真優美プロは北海道テレビ放送が厳正なる審査をした登録専門家です


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