理学療法士 小堀愛司先生 自己紹介②
こんにちは
今回は、小堀先生による 重症心身障がい児者との関わりについて
掲載させていただきます
重症心身障害児者『重い障がいを持った子ども・人』を理解し,日常的に関わりあうためのいとぐち
【重心児・者を知る】
①原因 について
重症心身障害とは,様々な原因疾患などにより,手足以外の部分も含む身体全体を意図的に動かすことが難しい運動障害と,知的な理解などの難しさを併せ持った障害状態を表します。原因疾患としては,脳性麻痺や事故などによる様々な脳・脊髄などの中枢神経疾患,染色体異常などの遺伝子疾患,筋ジストロフィーや他の神経・筋疾患,超未熟児や先天奇形などに起因する呼吸器・循環器・消化器・代謝疾患,てんかん発作,その他,かなり広範囲にわたります。
②合併症や二次障がい について
運動障害以外に,視覚・聴覚や触覚・痛覚,味覚など,他の感覚知覚障害をもっていることがあります。また,小さい時には目立たないが成長とともに,呼吸障害,摂食・えん下障害や便秘などの消化管障害,てんかん発作の出現,睡眠障害,側弯・股関節脱臼などの変形,手足の筋肉を中心とした拘縮などが現れてきます。
近年では,新生児・未熟児医療の発展に伴い以前には助からなかった超未熟児や先天性・遺伝性などの疾患が救われるようになり,結果として医療的ケア(人工呼吸器,痰の吸引,胃ろうなどの経管栄養)が退院後の家庭でも必要な子ども達が増えています。
③非言語的コミュニケーション
ほとんどのお子さんは話したり自分の意思を他人に伝えることは難しいです。しかし,お母様やご家族,小さい時から関わってきた周囲の人は,子どもの発している声のトーンや声の変化,目線,眉や瞼の動きなどの顔の細かな表情,手足や他の身体全身で自分の可能な限りの動きや態度で表現している姿を観て,子どもの訴えや感情の変化をある程度理解しています。(非言語的コミュニケーション)これらは一般的な表現とは少し異なるかもしれません。しかし,子ども達は私たちが思う以上に多くのことを理解しているように観えます。
続きます


