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矢吹宜大プロは中国新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

幸せは「つかみ取る」というより「循環してくる」という感覚

矢吹宜大

矢吹宜大

テーマ:成功のメカニズム

幸せや成功はつかみ取るものだ

と思い、頑張るものの満たされない

と感じる方は多いのではないでしょうか。



そこで、

もしかしたら、“つかむ”という発想自体が、

流れを止めているのかもしれない

という視点をもって


幸せは努力で得るというよりも

自然と流れてくる

“循環”の中で流れに乗るとき、

幸せや成功は広がっていくのではという

観点で進めてみたいと思います。


助け合う人々



1. 幸せは「つかむもの」という幻想

「頑張らなければ幸せになれない」

「できない自分はダメ」――

そんな思いを無意識のうちに抱いている人

は多いのではないでしょうか。


もちろん、

何かを身に付けようとして

努力することを否定している

わけではありません。


出来ないことをできるようにしよう

出来ていることをさらに伸ばそう

どちらも素晴らしいことです。


でも、

努力をしなければ

幸せは手にはいらない



という考え方の裏側には



自分には「価値がない」から

そうしないといけないという

制限的な考えが存在します。



自分が幸せになるには

がんばる、努力するという

条件付きでのみ実現できる

という考えは改める必要があります。



良い結果を出せる自分は認めるけど、

良い結果を出せない自分は許せない。




私たちは、そんな限定的な存在ではなく

存在しているだけで価値がある。


幸せだから生まれてきているのです。


感謝に切り替わる


2.なぜ、存在しているだけで価値があると言えるのか

自然の中で、

花が咲くのに理由はいらないように、

私たちもただ“存在している”ことが

すでに価値なのです。



DNA解明の世界的権威であった

筑波大学名誉教授の村上和雄氏は
 
サムシング・グレートと名付けた

存在がいないと説明がつかない

ほど、生命の営みは膨大であり

それを内在している私たちであること。


また、

進化生物学者の木村資生氏によれば、

この宇宙に1個の生命細胞が生まれる確率は、

1億円の宝くじが100万回連続で当たるくらい、

天文学的な確率であること。
 

さらに言えば、

科学が発展した今でも

ごく単純な大腸菌ですら

いくらお金をかけても

科学の粋を集めても

もとから作れない。


にもかかわらず、

人間の体内には約37兆個の細胞が存在

調和を保って生きている。


大自然の不思議な力で生かされていて

私が存在しているという結果があるのは

「生命の意志」が働いている証拠です。


つまり、

“存在している”ということ自体が、

生命が自分を選び続けている結果。

その時点で、すでに価値があるのです。


生命の神秘がある


________________________________________
宇宙のすべてはつながっています。

全ての存在の大調和の中で生かされています。


だから私たちの存在は、宇宙の一部であり、

宇宙が私たちを通して生きている。


もし私たちが存在しなければ、

宇宙のこの一瞬の経験は

永遠に欠けたままになる。


だから、

私たちは宇宙にとって必要不可欠な存在。

存在していることは、

「宇宙から役割を与えられている」

ことの証です。



________________________________________
「価値」という言葉を

「他人と比べた結果」

に置き換えてしまう。


しかし、

私の存在の価値は“比較”によって

決まるものではありません。




たとえば、

*赤い花と白い花、どちらに価値がある?

→ どちらも「違う美しさ」をもつだけ。


*音の高さに優劣はある?

→ それぞれが“調和”を生み出して音楽になる。


同じように、私という存在も、

他の誰かと置き換えられない

「唯一の存在価値」を持っている。



存在そのものが“全体の一部”であり、

全体の中で欠けても過剰でもない

“ちょうどいい位置”にある。

それが存在価値です。



あなたがいることで世界は完全。


あなたがいない世界は、

もう“この世界”ではないのです。


宇宙で唯一の価値を持った存在


________________________________________

3.自然界は循環している

自然界を見れば、

すべてが

“与える”と“受け取る”

のバランスで生きています。



*太陽は光を与え、植物は光合成で酸素を生み出す。

*動物は酸素を吸って二酸化炭素を吐き、それを植物が再び受け取る。

*雨は山に降り、川を流れ、海に戻り、また雲となって空に還る。



この流れが途切れないのは、

どの存在も

「自分の役割を果たし、

他の力を受け取る」
から。



私たち人間も同じ。

誰かに与え、

誰かから受け取りながら

生きている。


その循環の中にこそ、

自然体の幸せがあります。



循環している


________________________________________

4.「与える」と「受け取る」の誤解


ともすると、

「与える=損」

「受け取る=得」

と思いがちです。



けれど本当はその逆。

与えることは、流れを生み出すこと。

受け取ることは、流れを続かせること。



たとえば、

誰かの優しさを

「ありがとう」と

素直に受け取ったとき、


相手も温かい気持ちで

満たされます。


「受け取る」ことは、

相手への“信頼の返礼”なのです。


「ありがとう」という言葉は、

循環を再開させるスイッチ。


感謝は、宇宙の豊かさと同調する波動です。



できないことがあって当然。

なぜなら、

世界は「分担と補い合い」で

成り立っている
から。


私たちの足りない部分は、

誰かが自然に埋めてくれる

ようになっています。


できない=誰かに役割を渡すサイン


だから、

できない自分を責める必要はありません。



私たちは自分として

そこにいるだけで、

すでに世界の一部として

循環しているのです。



それなのに

自分一人でがんばろうとすることが

幸せの循環を止めていることに

気づかないといけません。


助けられて感謝している様子


________________________________________

5.幸せの循環を止めない

幸せの流れを止めてしまう

最大の原因は、自己否定です。

「自分には価値がない」

「もっと頑張らなきゃ」――


そう感じた瞬間、

心が固まり、流れが止まります。


でも

宇宙のエネルギーは、

常に豊かさに向かって流れています。




川が低きに流れ、

花が太陽に向かって咲くように、


宇宙の流れも

“拡がり”と“調和”の方向へ

動いているのです。


自己否定とは、その流れに逆らう抵抗。


幸せは追いかけるものではなく、

流れに身を委ねたときに

自然と戻ってくるもの。

________________________________________

6.幸せを循環させる実践 ― 受け取る勇気を持つ

幸せを循環させるために大切なのは、

「受け取る勇気」を持つことです。


「こんな自分が受け取っていいのか」


と思った瞬間、

その遠慮が流れを止めます。


けれど、

受け取ることは“奪うこと”

ではありません。


素直に受け取ると、

与えた人も満たされます。


受け取ることは、

相手の愛を完成させる行為。


そしてその瞬間、

宇宙の流れがまた動き出すのです。


私たちは

すべてを自力で成り立たせている

わけではありません。



太陽の光、空気、水、人とのつながり……


どれも「他の力をいただいている」

関係の中で生かされています。



だからこそ、

他から力をもらうことへの抵抗を手放すこと。


同時に、

自分も誰かの力になっていくこと。


この循環の中で、人も世界も豊かになっていきます。


社員が喜んで働き、顧客が喜んで利用してくれる会社を目指そう


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7.「一人一宇宙」という視点


誰もが自分の世界の主役です。

それぞれが、

自分という宇宙の中心で生きています。



他人と比べる必要も、

できない自分を責める必要もありません。


なぜなら、

あなたの宇宙はあなたが創っている。


「自分の宇宙を幸せで満たす」と決めた瞬間、

その波はまわりの宇宙にも伝わっていきます。

そして、幸せの循環はさらに広がっていくのです。


波動が広がっていく

________________________________________

まとめ

幸せは、つかむものではなく、流れているもの。


それを許すためには

自分一人で頑張ることが正しい

という間違った努力を止めること。


どうあがいても

世の中は関係しあって

助け合って存在している。



与えて、受け取って、感謝する――

助けてもらう自分は情けない存在だ

などという無知な自己否定に嵌らず



感謝して受け取れるようになったときに

自分もまた誰かの助けになる存在である


ことに気づき、自分の存在でもって

恩返ししていく思いに至れるのではないでしょうか。


活性化した組織


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矢吹宜大
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矢吹宜大(人材育成コンサルタント)

ヒューマンズ・プロジェクト株式会社

経営者の無意識の思考OS(思い込み)を捉えて、アップデートすることで、組織が自律的に動き出す状態へ導く専門家です。再現性の高い変化を実現する支援に強みがあります。

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