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当たり前に感謝ができる人が最強とは?

矢吹宜大

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テーマ:心の仕組みと現実の関係

「感謝できる人」

「感謝の習慣がある人」

これらの言葉を聞いて、

多くの人が

「そうなれたらいいです」

と頷くでしょう。




でも、

それは単に

「良い人になるため」や

「マナーとして」

推奨しようとしている

わけではありません。




感謝は

人生そのものを変える力を

秘めているのです。






今回は、

なぜ当たり前に感謝できる人

最強なのか・・・



その理由を論理的・心の仕組みから

解き明かしてみたいとます。


感謝できる人が最強だ

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感謝できる状態が何を生むのか

これはこれまでにも

メッセージしてきましたが


「人は、普段から思っていることを現実化する」

という法則があります。



それを裏付ける

心理学・物理学・脳科学等の

側面から説明しますと




*カラーバス効果

人は意識を向けたものに

関する情報だけを強く認識する。

例えば、

「赤い車が欲しい」と思った瞬間から

街で赤い色の車ばかり目に付くようになる。




*量子論 「観測者効果」


量子物理学では、

観測されるまでは

「波」のような素粒子が

観測されることによって物質化する

つまり、

意識を向けることによって

その思いが織り交ざった現実が

現れると言っている。




*RAS(網様体賦活系)


RAS(レティキュラー・アクティベイティング・システム)

とは、脳における情報フィルター装置。

「重要だ」と思っていることを

膨大な外部刺激から選別して

意識に上げてくる仕組みのことです。




*無意識が人の行動の97%を左右する


無意識とは習慣。

それにより信念や前提を作り、

それらを証明するように行動する。



これらの裏付けから

感謝して生きているということは、


不足ではなく、充足。

怒りではなく、受容。

否定ではなく、肯定。



これを見て生きているということになります。



今この瞬間の自分が出発点


________________________________________

感謝は探してでもするもの

私はそう教えてもらってきました。

多くの人が「特別な出来事」が

あったときにだけ、感謝を感じます。



でも、1年365日のうち、

そんな特別な日は何日あるでしょうか?



もし、

日常の“当たり前”に

感謝できる人になれたなら

365日、感謝の中で

生きられる人になれるのです。



どれだけ幸せな人生でしょうか。


感謝にあふれて生きている女性


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感謝は「探す」ことで広がる

元々、

生まれてきたこと自体が

幸せなことで豊かなことです。



すでに努力しなくても

持っているものばかりです。



例えば

①【「命そのもの」に気づく】

*あなたが今、呼吸していること

*心臓が休まず動いていること

*食べたものが栄養になり、身体を保っていること



これらは誰かと競って

勝ち取ったわけでもなく、

最初から“在った”ものです。



「私は何もせずとも、生かされていた」



これが、

感謝の原点=存在するだけで価値がある

ことへの気づきです。




②【「感情」や「体験」する力に気づく】

*美しい夕焼けに心が震える

*音楽を聴いて涙が流れる

*誰かの言葉に勇気をもらう

*愛しいと思う存在がいる



こうした感じられる

自分の存在こそが宝です。


つまり、

外の出来事が素晴らしいというより、

感じる内面の力こそが

「与えられていたもの」
なのです。




③【人とのつながりに気づく】

*誰かに優しくしてもらった記憶

*自分を支えてくれた人たち

*今、そばにいてくれる人の存在


「孤独と思っていても、

いつも誰かと“つながっていた”



気づけば、

自分はずっと“誰かの愛”に触れて生きてきた。

この世の真理として、

無条件に与えられていたもののひとつです。




④【選べる自由に気づく】

*今日、何を食べるかを選べた

*この文章を読み、考えられる自由がある

*感情をどう扱うか、自分で選べる



この「選べる」という自由は、

誰かの許可ではなく、


あなた自身が最初から

持っていた力です。




⑤【失敗や困難すら“気づきの装置”だった】


*辛かったあの出来事が

 → 今の自分の強さをつくった

*傷つけられた経験が

 → 優しさを知る原点になった



表面上はマイナスに見える出来事も、

それをどう捉えるかで、



すべてが自分へのギフトだった

と見えてきます。



これらを「ない」ではなく「ある」に

意識を向けるだけで、感謝の感度が高まり

世界はやさしく、豊かに変わり始めます。


生まれながらに豊かで幸せな自分



________________________________________

感謝できることばかりは起こらない

上記⑤にあるように

困ったことは誰にでも

起こりうることです。



本当に感謝の力が問われるのは――

「自分にとって都合の悪いことが起きたとき」



そのときにこそ、

感謝できるかどうかが試されるのです。




なぜなら、

私たちは自分の都合中心で

世界を見てしまいがちだから。



「うまくいったら嬉しい」

「うまくいかないと不満」



このように、

“快か不快か”の二択

出来事を判断しています。



これこそが、

私たちの「苦」の原因

と言えるでしょう。



その不安定な基準で生きていたら、

感謝できる出来事の方が少ないのは当然です。



メリットを発見した


________________________________________

世の中は“中道”で触れてくる

でも、

世の中は私たちに

「都合が良いこと」ばかりを

与えてくれる存在ではありません。




実際は、

今の自分に“ちょうどいい出来事

訪れるようになっています。




それが、

「中道」で触れてくる

ということです。



都合に合うかどうかではなく、

「今の自分にぴったりな経験」

として起こっている。




これを理解すれば、

感謝の対象は「都合のいいこと」

だけに限られなくなります。


ピッタリなものが触れてくる


________________________________________

メリットを探すという視点

感謝できる人の共通点。

それは――

【どんな出来事にもメリットを見出す力】

を持っていることです。



嫌なことが起きても

失敗したとしても

誰かに否定されたとしても。



「この経験のメリットはなんだろう?」



と考えられる人は、

そこから気づきと成長を得て、

前に進むことができます。



それこそが、

メンターの役割であります。



メンターとメンティー


________________________________________

感謝できる人は“日常の天才”

「何かがあるから幸せ」ではなく

「何もなくてもすでに幸せ」

だと気づいている人。




何かをするから幸せで

何かを持っているから豊かで

そう思っていれば

それをなくすことに怯えることになります。



生まれながらに

幸せで豊かである

と思っていて

常に感謝できる

この人が最強だなと思います。




私たちには

初めから授かっているものがある



日常的にそれにあふれ

私たちに触れてくるものは

私を生かそうとしている。



そういう前提をもって

自分の人生を歩んでいきましょう。



________________________________________

結論|感謝できる人が最強な理由

感謝は技術ではありません。

生き方の姿勢です。



感謝したらいいことがあるからと

条件付きでするものでもありません。




自らの生き方として

*当たり前の日常に感謝を感じられ


*不都合な出来事にもメリットを見つけ

感謝に置き換えることができる



そうやって

現実に振り回されるのではなく、

現実を創り出す側だと自覚する。




こういう考え方の前提になるのが

「感謝」だからこそ、


私は感謝できる人が

最強だと思っているのです。



感謝できる人が最強だ



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矢吹宜大
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矢吹宜大(人材育成コンサルタント)

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経営者の無意識の思考OS(思い込み)を捉えて、アップデートすることで、組織が自律的に動き出す状態へ導く専門家です。再現性の高い変化を実現する支援に強みがあります。

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