税理士事務所の日本語は、少しだけ意味が違う
本当に大事な数字を分かりやすく
会社の決算では、さまざまな専門用語が出てきます。
けれど経営者にとって本当に大切なのは、
難しい言葉そのものではありません。
「会社がどれだけ利益を出したのか」
「実際にいくら税金を払うのか」
その二つが、きちんと分かることです。
経営者にとって分かりにくい会計用語
会社の決算で、ときどき出てくる言葉があります。
それが「税効果会計」です。
決算書を見ながら
「ここは税効果会計を入れています」とお伝えすると、
たいていこう聞かれます。
「それって、税金が安くなるんですか?」
残念ながら、そういう話ではありません。
税効果会計とは、簡単に言えば
会計の利益と税金の計算のズレを調整する仕組みです。
会社の決算は会計のルールで利益を計算します。
一方、税金は税法のルールで計算します。
この二つは完全に同じではないため、
今払う税金と将来払う税金にズレが生まれることがあります。
そのズレを、決算書の中で整理して見せる仕組みが
税効果会計です。
難しい言葉より大切なこと
もっとも、多くの中小企業では
税効果会計が経営判断に直接影響することは、
それほど多くありません。
むしろ大切なのは、
会社の利益と、実際の税金です。
専門用語は、時に本質を見えにくくします。
税理士の仕事は、
難しい言葉を増やすことではなく、
本当に大事な数字を分かりやすくすること。
それもまた、
大切な役割の一つだと思っています。
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岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎 俊視



